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長野県の"日本一"まとめ|隣接県数・山・温泉・文化を数字で解説

日本百名山や温泉を利用した公衆浴場、美術館・博物館の数など。長野県には、旅心をくすぐる「日本一」が数多くあります。本記事では、数字を手がかりに長野県の地形や文化、暮らしの魅力を紹介します。(2025/11/19)

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TOP PHOTO:北アルプス・燕岳(出典:フィールドデザインギャラリー)
 

記載の情報は記事構成時点(2025年12月)のものとなります。

 

地形・自然

隣接する都道府県の数

本州のほぼ中央に位置する内陸の長野県は、隣接する都道府県の数が日本一。東は群馬県・埼玉県、西は岐阜県・愛知県、南は山梨県・静岡県、北は新潟県・富山県と、全国最多となる8県に囲まれています。

この地理的な特徴は、古くから人や文化の往来を生み、街道文化や地域ごとの暮らしの違いを育んできました。峠を越えるごとに景色や食、言葉のニュアンスまで変わるのは、長野県ならではの特徴といえます。

エリアごとの個性が際立ち、自然を満喫する旅、温泉を堪能する旅、歴史や文化にふれる旅など、どんなテーマでも行き先の選択肢が豊富な長野県。訪れる場所、そして季節が変わるたび、また違った魅力に出合えます。

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3000m級の山の数

長野県は、3000m級の山の数においても全国トップです。全国に23座ある3000m峰のうち、15座(このうち県境にまたがる山は12座)を擁し、その数は他県を大きく引き離しています。
※長野県観光スポーツ部山岳高原観光課調べ/2024年11月時点

奥穂高岳、槍ヶ岳、御嶽山、乗鞍岳、赤石岳、仙丈岳など、日本アルプスを中心に名だたる高峰が連なり、その姿から「日本の屋根」とも称されてきました。空を切り取るような稜線、谷を埋める雲海、四季折々の山岳風景は、圧巻のひと言に尽きます。

登山はもちろん、麓から眺めるだけでもそのスケールは十分に体感できます。長野県を訪れたら、ぜひ一度、3000m級の山を仰いでみてください。

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日本百名山の数

登山家・文筆家の深田久弥による著書『日本百名山』に選ばれた山のうち、最高標高地点が長野県内にある山は29座。こちらも全国最多を記録しています。
※長野県観光スポーツ部山岳高原観光課調べ/2024年11月時点

白馬岳や槍ヶ岳、穂高岳、浅間山、八ヶ岳、木曽駒ヶ岳、美ヶ原、霧ヶ峰など、名峰と呼ばれる山々が県内各地に点在。険しい岩峰から、緩やかな稜線が広がる山まで、その表情は実に多彩です。

百名山というと登山上級者向けの印象がありますが、途中までロープウェイを使ってアクセスできたり、山頂まで行かなくとも高山植物や絶景に出合える山も少なくありません。自分の体力や旅のスタイルにあわせ、日本百名山のある風景が楽しめるのも、長野県ならではの魅力です。

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森林セラピーⓇ認定箇所数

長野県は、森林セラピー®の認定箇所数も全国最多。国内に65カ所ある認定地のうち、10カ所が長野県内にあります。
※特定非営利活動法人森林セラピーソサエティ調べ/2021年時点

森林セラピー®とは、森の癒やし効果を科学的に検証したうえで認定される、いわば「お墨付きの森林浴」。認定を受けた森では、心身のリフレッシュや健康維持を目的に、呼吸法やウォーキング、ヨガなどを取り入れたプログラムが開催されています。

道は緩やかで歩きやすく、バリアフリー対応のコースもあるため、登山とは違ったかたちで自然と向き合えます。観光の合間に、静かな森で深呼吸する時間を組み込むのも、長野県だからこそ叶う過ごし方です。

長野県内の森林セラピー®拠点などの詳細は以下ページもご覧ください。
長野県公式サイト「全国一の森林セラピー県ながの」

心と身体にしみる森歩き 森林セラピーへ 16526_ext_01_0_L

文化・体験

温泉を利用した公衆浴場数

長野県内には、温泉を利用した公衆浴場が706カ所あり、その数は全国で最も多い県となっています。
※令和5年度温泉利用状況(環境省)

各家庭に浴室がなかった時代から、地域の人々が管理し、共同で利用してきたのが長野県の温泉文化。今も地元住民の生活に根ざした浴場が残るのはもちろん、観光客に開かれた施設も各地に点在しています。

また、長野県は温泉地数や自噴量、宿泊利用人員など、温泉に関するさまざまな指標で全国トップクラス。11種類ある泉質のうち、含銅・鉄泉を除く10種類がそろい、地域ごとに特色の異なる湯を堪能できるのも特徴です。

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美術館・博物館

長野県内には341館もの博物館・美術館があり、その数は日本一を誇ります。
※令和3年度社会教育統計(社会教育調査報告書)(文部科学省)

県立の大型施設から、地域の歴史や自然、暮らしを伝える小規模な館まで、展示内容や成り立ちはさまざま。美術や考古学、民俗、自然科学など、テーマも幅広く、各地域の個性が色濃く反映されています。

中でも、標高2000mの地点に広がる「美ヶ原高原美術館」は"日本一空に近い美術館"として知られ、雄大な自然の中で現代彫刻を鑑賞できる特別な体験が待っています。立地そのものがアートとなる施設も多く、観光とあわせて芸術にふれる旅もおすすめです。

博物館・美術館の数が日本1位!? おさえておきたい!長野県の博物館・美術館リスト 19400_ext_01_0_L
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村の数

全国の村が183ある中で、長野県内の村は35。いわゆる「平成の大合併」により、県内の市町村数は120から77へと減少しましたが、それでも多くの村が残り、その数は全国1位を維持しています。
※市町村合併データ「都道府県別市町村数の変遷」(総務省)より

山間部が多く、地域ごとに独自の暮らしや文化が育まれてきた長野県。たとえば、木曽郡の村々では木工や漆器の伝統が受け継がれ、北信地域の山村では雪国ならではの知恵と祭りが今も息づいています。それぞれの村が守ってきた景観や伝統を訪ね歩けば、旅がより深いものになるはずです。

農業

農産物

冷涼な気候と昼夜の寒暖差を生かし、長野県では多種多様な農産物が生産されています。レタスやセロリの収穫量は全国トップ。エリンギ、えのきたけ、ぶなしめじといったキノコ類も生産量日本一で、長野県が「きのこ王国」と呼ばれる理由が数字からも見えてきます。

マツタケ、ワサビ、クルミ、ネクタリン、プルーン、ズッキーニなども生産量や収穫量が全国1位。花きではカーネーションをはじめ、アルストロメリアやトルコギキョウといった品目でも全国有数の産地となっています。

地域ごとの気候や土壌に合わせた「適地適作」と、受け継がれてきた技術があるからこそ、これだけ多くの「日本一」が生まれています。長野県を訪れた際には、新鮮な農産物を手に取ってみてください。

※各数値は農林水産省「作物統計」「野菜生産出荷統計」「特用林産物生産統計調査」など(令和4〜6年)より(記載は全国1位品目のみ)

おいしさと安心と。有機野菜の宅配便を長野県からお届け 18475_ext_01_0_L

農家民泊数

長野県内には、農家民宿(農家民泊)が180カ所あり、全国で最も多い数となっています。
※令和4年度6次産業化総合調査(令和6年7月)より

農家民宿とは、農家が経営し、農山村の暮らしや農林業体験を楽しめる宿泊施設のこと。自然豊かな里山で過ごし、旬の食材を使った郷土料理を味わい、地域の人々と交流する。そんな体験ができる場として、近年注目を集めています。

農作業や加工体験、祭りや史跡めぐりなど、地域ごとに体験内容はさまざま。長野県では、農業を「見る・知る」だけでなく、「泊まって体感できる」選択肢が豊富に用意されています。

土と人とふれ合う
農家ステイでリアルな田舎暮らし体験
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雑学

県民手帳発行数

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実はこの県民手帳の発行部数も長野県が全国1位。現在、県民手帳を発行しているのは全国47都道府県のうち36県ですが、その中でも「長野県民手帳」の発行部数は突出しています。 ※2025年版

「長野県民手帳」は、長野県統計協会により1961年(昭和36年)から毎年発行されてきました。創刊当初は、国や県の統計調査に従事する調査員向けの専用手帳でしたが、「使いやすい」と評判が広まり、県民からの要望を受けて一般販売がスタート。今でも幅広い世代に愛用されています。


【参考】
しあわせ信州/長野県魅力発信ブログ 「 長野県は日本一」



文:松尾 奈々子

 

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