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【PR】「ものがたり」が伝播し描かれる地域の形。アクセラレーションで浮かび上がる未来の在り方を追え

2020年から長野県千曲市を中心に実施されてきた「レボ系ワーケーション」。5年間で600人以上の関係人口を創出してきたノウハウをもとに、2025年、新たに企画された「企業向け・五感全開アクセラレーションプログラム」では、企業と地域の関係性づくりや地域資源を大きく使った事業構想をつくる3つのプログラムが展開されてきました。

9月の東京ガイダンスにはじまり、10月は関係性を深める「思考越境リレーションシップ」、11月には地域資源を体験する「千曲川資源ハック(体感ツアー)」。さあ、いよいよ今回が最終章。蓼科高原を舞台に、2泊3日の「構想合宿&プレゼンテーション」がはじまります。

前回の記事では、アクセラレーションプログラムの全体像について、「五感全開で地域へ飛び込め!」という主宰・株式会社ふろしきやの田村英彦さんと山崎哲也さんにお話を伺ってきましたが、今回の記事で焦点を当てるのは「飛び込んで生まれた”ものがたり”」。

3日間の軌跡を辿りながら、その熱狂の場に居合わせた皆さんの言葉を紡ぎ、千曲川流域に広がる可能性とワクワクをお届けします。

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1日目:構想合宿のはじまり

これまでのプログラムで顔を合わせているからか、同じ「事業を創るぞ」というマインドを持って集まったからか、和やかな雰囲気で合宿の幕が開きます。

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「誘惑がない場所」ということで選ばれた蓼科高原ながら、前日の天気は雪。会場の真横でスキー場がオープンしていて誘惑満載のスタート

田村さん「事業構想に没頭できる環境って、実はとても贅沢な時間だと思います。今回の合宿は、参加者も関係者も関係なく『これから地域でいろんなことを仕掛けたい』と考えている人ばかりです。内省しながら、周囲と関わりながら、想いを煮詰めていきたいと思います」

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これまでのプログラムを振り返るガイダンス。「自分や地域の良さ、その活かし方、没入力。感じてきたことを事業として書き出していきましょう」と田村さん

参加者の1人目は神奈川県から、合同会社エス・トランの須田光郎さんです。

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「地域の発展を通じて日本の未来を拓くこと」をミッションに、地域振興や政策コンサルティング、地域支援システム開発・販売・サポートに取り組む

須田さん「さまざまなシステムを作る会社で、新たにリリースしたモビリティサービスを展開していきたいと思い、フィールドリサーチを兼ねてプログラムに参加しています。私たちのテーマが『乗り合い』なので、千曲川流域にある中山間地域やそこに根付く移動の文化など、魅力的な資源にたくさん出会うことができました」

サービスを展開する上で、「地域づくり」を一番の念頭に置いているという須田さん。「皆さんとも力を合わせて協業できたら」と、意欲を語ります。


2人目の参加者は、グッドパス・アンド・コー株式会社の山本正典さん。

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日頃はグラフィックや動画、Web制作の会社で、クリエイティブディレクターとして働いている

山本さん「普段は東京にいて、コロナ禍をきっかけに田村さんたちのワーケーションに参加するようになりました。それ以来、もうすっかり戸倉上山田温泉のファンですね。関わってきた人たちに恩返しをしたい気持ちもあり、事業を組み立て切りたいと思って参加を決めました」

3人目、神奈川県から参加している小久保克海さんは、サウナ空間での撮影を軸に「カメラマン」ならぬ「サメラマン」として活動を始めた人物です。

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今回のプログラム、説明会も含めて全日程に参加している小久保さん

実はこの記事の写真も、前回の写真も、ほとんどは小久保さんが撮影してくれたもの。合宿では、個人事業主という枠を越え、新たな事業を生み出そうとしています。

最後に紹介するのは、日本電算企画株式会社の吉本欣吾郎さん。2年前のワーケーション参加をきっかけに田村さんたちと縁ができ、千曲市に通うようになったそう。

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新卒者に近い若者ならではの視点を活かした事業を組み立てる吉本さん

吉本さん「都内でシステムエンジニアの仕事をしていますが、戸倉上山田温泉夏祭りの勇獅子(いさみじし)どにも参加し、すっかり地域の人たちと仲良くなりました。今回もたくさんのことを吸収して、企画力を身につけてたいと思います」

構想合宿は、皆さんの心意気の通り、事業のモデルや構想を創る合宿です。事業の核となる「ものがたり」を描くためには、基本のフレームワークや説得力を出す工夫も必要。事業を創り出す専門家も参加します。

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ガイダンスでお話をしてくれた専門家の1人、EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社の早瀬さん

「『誰かがこういうことをしてくれたらいいのに』ではなく、自分が主体者として、ど真ん中で取り組む事業を創っていきましょう」という田村さんの声でガイダンスは終了。その後はみんながホワイトボードを片手にアイディアを発散し合い、1日目の夜が更けていきました。

正解のない時代に、新しい経済圏を生み出すおもしろさ

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 小林奈穂さん

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企業や組織と個人の関係性、どうしたらお互いが楽しく成長していけるのかを考える、働き方と創造性が、私の研究テーマのひとつです。

昨年はモビリティースナックに「共創ママ」として参加をし、今回も伴走役を務めながら、個人としてすっかり千曲市のワーケーションに魅了されています。
他地域のイベントでも「地域の資源を生かそう」と盛り上がることはありますが、千曲市では実際にお店を出す人がいたり、宿を始める人がいたり、動いて、応援し続けていく流れがある。参加者も関係者も主催者も関係なく、みんなが持っているものを教え合って学び合う関係性を起点に、地域を巻き込んで、新しい経済圏ができていくおもしろさがあります。

企業においては、人的資本経営などを通じて「会社にずっと面倒を見てもらう」ではなく、「自律的に自分のキャリアを考える」という思考への転換が図られています。今回のアクセラレーションプログラムは、個人の仕事に対する姿勢や考え方を変えるきっかけにもつながると思います。一人ひとりが「これは自分が主体的にしている活動だ」という認識を持つことで、個人の活躍を通じた地域社会との接続点が増え、自己実現を通じたウェルビーイングと、企業の新事業創造の観点における可能性が広がっていくのではないかと感じています。

2日目:白熱の中間発表

2日目の会場は女神湖畔にある「Lake Office女神湖」。昨晩に続き、朝からそれぞれの事業を練り上げます。

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個室や会議室などさまざまなブースがあり、充実の機材に参加者のテンションも高め

近くの飲食店でお昼ごはんを済ませたら、13時から中間発表。モニター前に集合して、互いの成果を聞き合います。

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真剣に耳を傾ける皆さん。正面に立つと、その真剣な眼差しに緊張感が走る

トップバッターはカメラマンの小久保さん。まだ実在しない「株式会社 サメラマン(仮)」についてプレゼンが始まります。これまで、機械オペレーターをしたり、飛び込み営業をしたり、直近はシステムエンジニアをしていた小久保さん。独立を決意した2021年以降は、個人事業主としてカメラを持ち、撮影の仕事をしています。

小久保さん「人の心を動かす写真には、被写体となる人の喜怒哀楽が映り込んでいると思います。撮った写真を相手に喜んでもらえるのが一番の幸せで、繋がりを大切に事業を展開していきたいと考えています」

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プレゼン内ではこれまでの撮影実績も紹介

構想は大きく2つ。「サメラマン」として個人のSNS発信と、ワーケーションの繋がりを活かして行う地域密着型の資源発掘・発信事業です。「地域に眠る素材と、写真や動画、ライブ配信、SEO対策など、自分の強みを掛け合わせていきたい」と、中間発表を終えました。


続いては、モビリティマネージメントシステム「MoTY」を展開する須田さん。民間企業や都庁職員、ソーシャルキャピタルの研究員など、さまざまな立場で思考を深めてきた須田さんは、「地域づくり」こそ本当に自分が取り組みたかったことだと話します。

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ライドシェアの中でも、特に「地域の助け合い」を作りたくてシステムを開発したそう

須田さん「共助をベースにしたシステムを作ってきましたが、マネタイズがはっきりしないシステムに対して、金融機関や企業、自治体との話し合いが思うように進まない現状があります。ずっと悩んでいましたが、やはり原点のボトムアップ型のライドシェアに戻ろうというのが、今のところの結論です」

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人口が減り、高齢化が進む社会では避けて通れない移動の問題。さらにインバウンド需要など観光面からも地域交通の課題は多い

須田さん「今回のプログラムに参加して、助け合いや楽しさと、気持ちの共感を届ける方が人を動かせるんじゃないか、という気がしてきたんですね。フィールドで話をしたときも、会話が弾むのはそうした話題が中心。明日のプレゼンに向けて、私たちのサービスが社会に与えるインパクトを再調整しているところです」

3番目は山本さん。既存の棚田オーナー制度など既存の仕組みでは補いきれない維持管理費用を生み出すため、「風景×日本の行事×日本の心」のサブスク構想を描きます。

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中間発表とは思えぬクオリティーのスライドを用意した山本さん。オブザーバーからも「すぐにでも取り掛かれそう!」と高評価が

山本さん「日本の心を思い出させてくれる文化体験にお金を払ってもらい、それが棚田の維持管理になる、というモデルを考えています。観光庁が進める『第2のふるさとづくりプロジェクト』にマッチする内容で、国の施策も関連付けて千曲市の資源をフル活用したいです」

フェーズ1から3までのロードマップは、お土産物の開発から体験イベントの実施などさまざまな内容が散りばめられていて、夢が広がります。

山本さん「棚田の維持管理を調べてみると、年間1000万円強かかるということが分かりました。現状は補助金などで補われている1000万円を事業収入で生み出せれば、もっとこの景色が持続可能なものになっていく。ビジョンとしては、日本は三大棚田を超えて、世界ナンバーワンの心のふるさとになる棚田を目指したいです」

4人目の吉本さんは、システムエンジニアとして官公庁向けのシステム開発と保守改修をしている人物。通常の業務とは別に、「社員会」という労働組合に代わる組織の代表も務めています。

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笑顔が素敵な吉本さん。みんなからは「欣ちゃん」と呼ばれる愛されキャラ

吉本さん「エンゲージメントというのは、連帯感や信頼関係、精神的な結びつきや心の共感度を表現する言葉だと思っています。昨今の人手不足で、なかなか人が集まらない、さらに若者が会社を辞めていくという現状を変えたいと思い、自分にできることを考えました」

これまでのワーケーションを通じて千曲市との関係を深めてきた吉本さん。企業人事や社員会のそれぞれの立場からできることを形にし、若手社員が一から関わり続けられるようなプログラムを検討します。

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関係者からは、NEXCO東日本の方や長野県観光機構の方も事業構想を発表。立場を超えて盛り上がった

本気で生み出す「事業」に絶対必要なもの

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 早瀬さん、阿部さん

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今回の合宿は「事業を構想するぞ」と意気込みを持って来てくださる方が多く、アウトプットも、いつもと毛色の違うものになっているのを感じています。

準備段階で、田村さんから、「今回からギアを変えていきたい」というお話がありました。私たちも「本当に、本気で事業を生み出す」という意識でいますし、地域を真に良くしていくことに目を向ける参加者が多く、事業化に向けた種はたくさんあるのかな、と。あとは未来共創をしていく中で、単なる予想と完全なる絵空事の間を埋める「ものがたり」をどれだけ描けるか。1番大事なのは「私がこれやりたいんです」とか「これがおもしろいんです」とか、いかに自分を主語に語れるかだと思います。

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事業に対してダメ出しをするのは簡単で、言いはじめれば細かな改善点はたくさんあるかもしれません。ただ、「本当に儲かるのか」とか「社会的な意味があるのか」とか、そうしたビジネスの話は、知識や技術、いろんな人が関われば余裕で越えられる壁でしかありません。

私たちが普段から言ってるのは「あなたがそれに取り組む意味はありますか」ということ。個人の課題感やパッションをみんなで応援し合って成り立たせるのが大事です。今回のプログラムでは、それが10年後に成り立つのではなく、明日にでも成り立っているように、と思ってお話をしてきました。まずは目指す未来に向けた1歩目を、すぐに踏み出すための応援をしたいと思います。

3日目:それぞれがものがたりの主人公となるために

最終日のプレゼンテーション、トップバッターは「ボトムアップ型のライドシェア」としてものがたりを描きたいと話していた須田さんです。

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ピシッとスーツが似合う須田さん。話し方にも熱い気持ちが滲む

須田さん「昨日からの再構築を経て、やはり交通は生活のインフラなんだと思い至りました。高齢者や学生の移動手段が限られてしまう山間地域もあれば、大都市の中でも実は交通インフラが不足している地域もある。私たちの乗り合いサービスは、長期的な目線で、地域のさまざまな困りごとに対応していくための器でありたいです」

須田さんが考える「乗り合い型のライドシェア」は、乗る人と乗せる人の間に交流が生まれ、関係性が構築されていくのが特徴です。ライドシェアを地域で開催されるイベントに絡めれば、短期的には来客の移動手段が確保ができ、インバウンドへの対策も可能になるかもしれません。長期的に取り組みが浸透していけば、地域に関わる人が増えてにぎわいが創出されていく。教育関連と絡めれば、通学や部活動、習い事の移動も確保できるようになります。

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アプリを入れずとも、簡単にやり取りができる仕組みも特徴(MoTY!ホームページより)

「送り迎えを通じて地域全体で子育てへの意識が高まれば、子育て世代の移住につながるんじゃないかと思うんですよね。人口の持続可能性、出生率の増加も見込めるインパクトが出せる可能性があると思います。最終的には地域にある資源を全部乗せられるような基盤を作りたいなと、そういうものを目指すのが良いのではないかなというところで、今日の発表を終わりにさせていただきます」

続いての発表者は、サメラマンの小久保さんです。中間発表では「サメラマン」という言葉のインパクトで、「もっとおもしろい事業が組み立てられそう」とフィードバックが出ていた事業構想。最終発表では、企業における写真の大切さのデータを交えたものがたりが発表されました。

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ずっと悩んでいたという活動名は「サくぼ かつみ」に。名刺などのデザイン案も発表された

小久保さん「ホームページに載っている写真のクオリティは、企業のイメージに影響するというアンケートが出るくらい、写真というのはとても大切なものです。映像という手段もありますが、魅力的な一瞬を切り抜くことでダイレクトに感情が伝わるのは、やはり写真の強み。誰でも簡単に撮れるからこそ、その価値を見つめ直し、社会に提案できるカメラマン、もといサメラマンでありたいと思います」

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真剣に聞き入るオブザーバーの皆さん。今回は環境政策、起業創業などを担当する長野県の方も参加

サウナと同じように、人も写真も、どんな場所でも調えていく。小久保さんは、そこで生まれるリアルな表情を捉えるサメラマンとして活動をしていく覚悟です。

小久保さん「独立して4年になりますが、今、こうして仕事ができているのは、ワーケーションで出会ったたくさんの方のおかげです。今回の合宿で、改めてお世話になった人たち、千曲市の人たちが喜ぶものを作りたいと感じました。今日も頑張りますし、これからも頑張っていきますので、何かあれば、いつでも声をかけてください」

3人目は吉本さん。昨日の発表をブラッシュアップし、若手社員のエンゲージメント向上を目指すプログラムを提案します。

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丁寧なスライドと口調が印象的な吉本さん、愛されキャラの理由がわかる

吉本さん「私の場合は、新卒1年目から、『社員会』に強制参加という形で関わるようになったんですが、活動の中で他部署の社員と接点が多くなり、職場内における心理的安全性ができていくのを感じました。6年目からはワーケーションに参加するようになり、企画実行を任されてマネジメントを学び、関連資格を取ってスキルアップをするなど、自分に自信が持てるようになりました。振り返ってみると、社員会やワーケーションの経験が、私のエンゲージメント向上になっていたのだと思います」

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会社側のメリットとして若手社員の離職を防ぐことでの経済効果を数値で示す吉本さん

具体的には、会社の保養施設の活用と千曲市のワーケーションプログラムを参考にした、温泉街とスナックの活用を検討。自分自身のつながりも活かし、地域や会社、個人というそれぞれの枠を越境したものがたりが描かれました。

4人目は、昨日の発表のあと、改めて「姨捨山」のものがたりを調べてみたという山本さん。「おばあさんを捨てる山」だと思っていた姨捨が、実は「お年寄りの知恵はすごい」という高齢者をリスペクトするお話だったことがわかったといいます。

山本さん「地域に伝わるものがたりを参考に、高齢者の方を主役にしたお土産開発を考えています。新しく作るというよりは、すでにあるものに地域という価値を上乗せする。『おばあちゃんセレクション』など、地域の方のお墨付きを表すシールを貼るとか、既存のお土産を活かしてできることがたくさんあると思っていて。たくさんの方と一緒にできる形を、一つひとつ組み立てていこうと思います」

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姨捨山を取り巻くすべてのカルチャーをサブスクにするプログラム。まずは「お土産」のアップデートから、将来的には棚田を維持する資金を生み出す構想だ

山本さん「地域にいる人たちが主役になって、僕は2番手としてみんなをフォローする立場になれればいいと思います。都会暮らしが長くなりましたが、生まれ育ちは香川県の田舎町。もっと理想や想いを真ん中において、お金だけではない価値を大事にしながらビジネスができたらと思い、実行に移していくつもりです」

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観光やウエルビーイングをテーマに研究する追手門学院大学の教授、岡田美奈子さんも専門家として最終プレゼンに参加。持続可能な観光地域づくりの在り方についてアドバイスを行った

地域には、もっと「つくる」を「創る」機能が必要だ

株式会社ふろしきや 田村英彦さん

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社会の風向きが変わりはじめているのを感じて、私たちのプログラムも、もっと距離や時間、人間関係や金銭的な制約を極力下げて、より社会に直結した活動をスタートできる形を検討をしてきました。法人を動かせば個人が移動しやすくなり、アクションを起こすための活動費用が得られるかもしれない。すべてを「資源」として、一緒に使って「ものがたり」を加速しようと試みたのが、今回のアクセラレーションプログラムです。

合宿の様子を見て、私たちは、地域の「プロダクション」みたいな状態かなと思っていて。地域資源って、初見では使いにくいんですよ。例えば「山があるから使っていいよ」って言われても、必要な機材や資金、仲間、自分の素質も含めて、いろいろなものがないと使いきれない。だからこそ「お前はこういうところがいいぞ」って、お互い応援し合って、創り出し合える機能が必要なのだと思います。

大きな目的は、幸せの総量を増やすこと。英語でいう「グッドリレーションシップ」、日本語では「ゆるい人間関係」とか「繋がり」をみんなが手に入れ、保っていける状態がいいなと思います。資産の活かし方、動かし方を考えることで、私たちも創り手として、もっとダイナミックに進んでいきたいですね。

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たくさんの轍の中に刻まれた確かな一歩。合宿後、雪道に残された足跡が、参加者の強い想いを表しているように見えた

人口減少や気候変動、予期せぬ天災や疫病。社会が大きく変動する中で、私たちは、新しい自治や共助の形を考え、つながって生きていく形を模索し続ける必要があるのだと思います。

田村さん曰く「ただ膨らんで代謝し続けている」というアクセラレーションプログラム。法人と個人という関係性を越えて多様な価値観や人材が集まり、それぞれの視点が混ざり合って代謝する。そうしたプログラムの動きは、新しいもののように見えて、実は本来の社会や地域が持つ「続いていく」という役割そのものを、みんなで再確認・再実行するきっかけに過ぎないのかもしれません。

どうせやるならワクワクする自分の五感に従って、明確に良くなる未来を目指して進みたい。企業と人、地域のつながりによって築かれる第二のふるさと。自然も人も、その思考も、まだまだ無限の資産が眠る千曲川流域から、今後も目が離せません。


主催:
ワーケーションまちづくりラボ(株式会社ふろしきや)
協力:
長野県(産業労働部産業立地・IT振興課ほか)、一般社団法人長野県観光機構、株式会社MaaS Tech Japan、EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社、追手門学院大学地域創造学部 岡田研究室、和歌山大学観光学部 加藤研究室、その他各地域団体

※本プログラムは観光庁「第2のふるさとづくりプロジェクト」モデル実証事業に認定された、有料モニタープログラムとなります。


取材・文:間藤まりの 撮影:小久保克海

 

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