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地元密着ライター厳選シティガイド <八ヶ岳エリア> 見て、食べて、感じる…… 五感で出会う八ヶ岳のお店、スポット

山梨県から長野県にまたがって連なる八ヶ岳。その南麓は高原リゾートやアクティビティのフィールド、高原野菜などの地域の素材を使ったお店など、さまざまな形で自然と地域を感じることができる場所がたくさんあります。

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記載の内容は、記事執筆時点の情報となります。営業状況や料金、サービス等は変更となる場合がございます。詳細は、各施設へお問い合わせください。

月替わりの前菜が季節を感じさせる《手打ち蕎麦 12ヶ月》

 

手打ち蕎麦 12ヶ月

八ヶ岳産のそば粉を使ったせいろそば

手打ち蕎麦 12ヶ月

<12ヶ月セット>はおそばとセットで前菜が付きます

高原エリアへ続く道沿い、民家も多い一角に佇むようなおそば屋さんが「手打ち蕎麦 12ヶ月」。古民家を改修した、八ヶ岳の景色に溶け込んだお店です。

人気のメニューは手打ちそばに前菜が付いた「12ヶ月セット」。メインのおそばは八ヶ岳産のそば粉を使った細打ちの二八そばです。「12ヶ月」のある蓼科周辺エリアは細打ちのおそばのお店が多いですが、このお店のおそばはそのなかでも特に細い印象。つるりとした喉ごしが際立つおそばです。セットの場合は冷たい「せいろ」と温かい「かけ」から選べます。

おそばがおいしいのはもちろんですが、このお店を特徴付けているのはセットの前菜です。月替わりで4品の前菜がお皿に盛られて出てきます。盛り付けや素材からも季節を感じられるこの前菜は、「ひと月ひと月を大切に」という店名の由来にもなっている想いを感じさせてくれる一皿です。惜しげなく手間をかけた繊細な前菜に魅せられて、「毎月通いたい!」という声も多いんですよ。

 

手打ち蕎麦 12ヶ月
古民家を改装したお店の窓からは八ヶ岳南麓の集落の景色が

窓の外には八ヶ岳の裾野の暮らしが見える景色。お皿の上には季節を感じる料理。八ヶ岳の風土と四季を目でも味でも受け取ることができるお店です。

 

手打ち蕎麦 12ヶ月
 

《手打ち蕎麦 12ヶ月》
長野県茅野市豊平南大塩3752-2 TEL0266-78-8454。11:00~15:00(L.O. 14:30)。木曜日定休(臨時休業あり)
https://www.instagram.com/teuchisoba.12kagetsu/
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毎日新鮮、つくりたてのジェラートが並ぶ《GELATERIA PICCO》

 

GELATERIA PICCO

ジェラートはシングルから5種類のクインティプルまで選択可能。写真はトリプル

GELATERIA PICCO

店頭には日替わりで12種類前後のジェラートが並びます

酪農も盛んな八ヶ岳エリアは、新鮮な牛乳を使った名物もたくさんある地域です。ソフトクリームやジェラートのお店も多く、高原エリアを中心にいろんなお店が点在しています。

人気高原エリアの蓼科に本店を構えるGELATERIA PICCOはそんなお店のひとつ。毎日12種類前後のジェラートが店頭に並んでいます。味の基本となる牛乳は信州産の絞りたて牛乳。低温殺菌の牛乳のみを使うことで、濃厚ながらすっきりした甘みや後味のジェラートに仕上がっています。

そして大きな特徴は、その日つくったジェラートのみを販売していること。売れ残っても翌日販売することはなく、また新しいジェラートをつくっているんです。すっと舌の上で消えるような柔らかくなめらかな口当たりは、つくりたてのジェラートならではです。

 

GELATERIA PICCO
こだわり生クリームと八ヶ岳の地たまご、厳選した小麦粉でつくるロールケーキも名物のひとつ

一番人気のフレーバーは定番の「絞りたて牛乳」ですが、季節メニューなどを含めると年間40種類以上のフレーバーがあり、いつ行っても選択肢が豊富。何を食べるか迷ってしまう人は、1つのカップに最大で5種類まで乗せることができるので、贅沢にいろいろ試してみることもできます。また、500cc、1000ccサイズで持ち帰りすることも。宿泊先などに持ち帰ってみんなで食べるのも楽しいです。

 

GELATERIA PICCO
 

 

《GELATERIA PICCO 蓼科本店》
長野県茅野市湖東7891-4 TEL0266-77-3233。10:00~18:00。水曜定休(冬期は水曜及び不定休あり)
http://www.picco.co.jp/
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地域の素材と人をつなぐ高原のカフェレストラン《デリ&カフェ「K」》

 

デリ&カフェ「K」

<八ヶ岳トマトのマルゲリータ>

デリ&カフェ「K」

<八ヶ岳信州サーモン丼>

デリ&カフェ「K」

カフェメニューのほか、八ヶ岳エリアのクラフトビールも豊富

ペンションが立ち並ぶ高原エリア、原村。そんな原村でランチやティータイムに賑わうのがデリ&カフェ「K」です。パスタやピザ、カレーなど、高原野菜をはじめとした地元素材をたっぷり使ったメニューで人気を集めています。

このお店があるのは、16万平米を超える広いレジャースポット・八ヶ岳自然文化園の敷地内。無料で園内に入れるこのスポットは、広い芝生広場でのんびり休んだり、散歩を楽しんだりする人も多い場所です。ドッグランなどもあり、愛犬といっしょに遊びに来る人にも人気があります。

デリ&カフェ「K」もやはりいろいろな人が集まるお店です。八ヶ岳自然文化園に遊びに来た人が食事や休憩に立ち寄ったり、地元の人が子ども連れで遊びに来たり……。旅行者もいれば、地元の人もいる。さまざまな人がすれ違う地域の拠点のようなお店でもあるんです。

 

デリ&カフェ「K」
大きな窓の外には八ヶ岳自然文化園の景色ごしに山々が

実は地域の拠点となることは、このお店のコンセプトのひとつでもあります。食事だけでなく、イベントなどを通じて人がつながる拠点となる。そして、地域の素材を積極的に使ったり、店内にあるショップで販売することで、生産者を支援し、地域活性化にもつなげる。人と人、人と地域、産業をつなぐハブとなることをめざしているのが、デリ&カフェ「K」なんです。

 

デリ&カフェ「K」
 

 

《デリ&カフェ「K」》
長野県諏訪郡原村17217-1613(八ヶ岳自然文化園内) TEL0266-74-2684。10:00~18:00*金・土・祝前日=10:00~21:00(夏期など時間変更の場合あり)。火曜定休
https://www.facebook.com/deliandCafeK/
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非日常と日常が交わる湖畔のキャンプ・ロッジ泊スポット《TINY GARDEN 蓼科 Camp Lodge & Cabins》

 

TINY GARDEN 蓼科

一棟貸しのキャビン

TINY GARDEN 蓼科

ロッジの客室<LODGE COMFORT>

TINY GARDEN 蓼科

ロッジの前にはキャンプスペース。ほかにオートキャンプのスペースも ©TINY GARDEN 蓼科 Camp Lodge & Cabins

キャンプ場やアウトドア施設も多い八ヶ岳エリアですが、ここ数年、また新たなアウトドアスポットが増えはじめています。

蓼科湖のほとりにあるTINY GARDEN 蓼科もそんなスポットのひとつです。この地にあった温泉旅館をリノベーションし、キャンプ、ロッジ、キャビンの3つの宿泊スタイルを選べる湖畔のアウトドアスポットとして2019年にオープンしました。ロッジにはカフェやショップに加え、もともとの施設にあった温泉もあり、宿泊者が利用できます。

オープン当初からあるTINY GARDEN 蓼科 Camp Lodge & Cabinsのコンセプトは、「日常と非日常がシームレスにつながる空間」。白樺の林に囲まれた湖畔の高原というアウトドアの非日常を楽しむのはもちろん、カフェやショップといった場所を通じて日常の感覚にも戻れる。「観光」感覚だけでなく、ちょっとだけこの場所で暮らすような感覚にもなれるのがこの場所です。最近ではワーケーション利用も積極的に展開しています。

また、地域を巻き込んでのイベントも盛んに行われています。たとえば「BEER CLUB」は、同じ茅野市にあるクラフトビールのブルワリー8 Peaks BREWINGとコラボしたイベント。地元企業である8 Peaks BREWINGと参加者がいっしょになり、「キャンプ場で飲みたい最初の一杯」といったコンセプトに合わせた新しいビールを生み出すワークショップです。実際にこのイベントから「GARDEN ALE」というビールが生まれ、TINY GARDEN 蓼科で販売されています。

 

TINY GARDEN 蓼科
「BEER CLUB」を通じて生まれたビール「GARDEN ALE」 ©TINY GARDEN 蓼科 Camp Lodge & Cabins

非日常と日常、地元の人と遊びに来た人……いろんなものが交差し、つながる拠点にもなっているアウトドアスポットなんです。

 

TINY GARDEN 蓼科
©TINY GARDEN 蓼科 Camp Lodge & Cabins

 

《TINY GARDEN 蓼科 Camp Lodge & Cabins》
長野県茅野市北山8606-1 TEL 0266-67-2234。不定休。
https://www.urban-research.co.jp/special/tinygarden/
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元アスリートのオーナー自身が楽しむ自然とツアー《八ヶ岳アドベンチャーツアーズ》

 

八ヶ岳アドベンチャーツアーズ

<白樺湖ネイチャーカヌーツアー> ©八ヶ岳アドベンチャーツアーズ

八ヶ岳アドベンチャーツアーズ

<MATE.BIKEサイクリングツアー> ©八ヶ岳アドベンチャーツアーズ

アウトドアフィールドとしての八ヶ岳に惹かれてやってくる人も多いのがこの地域です。

白樺湖にある八ヶ岳アドベンチャーツアーズはそんな人の場所。湖上でのカヌーなど八ヶ岳の自然を楽しむアクティビティを提供するところというだけでなく、運営する人自身もこの地域に魅力を感じて戻ってきた人です。

八ヶ岳アドベンチャーツアーズを運営する福井五大さんはフリースタイルスキークロス日本代表として世界を回り、スキー引退後はSUP(スタンドアップパドルボード)の全日本選手権で優勝経験のある元アスリートです。いずれ生まれ育った白樺湖に戻るつもりだったという福井さんが、実際に戻ってきたきっかけは子ども。自分自身が白樺湖で体験したことを、子どもにも経験させてあげたいという気持ちがあったといいます。

カヌーができる湖があり、e-bikeで走って楽しい自然と環境があり、福井さん自身が楽しんだSUPもできる。八ヶ岳アドベンチャーツアーズの提供するツアーは、そんな白樺湖の自然を楽しむツアーばかりです。

2021年にはアウトドアショップ「Hygge(ヒュッゲ)」もオープン。自転車やSUPボード、キャンプ用具などを扱っており、白樺湖の自然を楽しむ拠点であり、アウトドアを日常に取り込んでもらうための場所を目指したお店です。

 

八ヶ岳アドベンチャーツアーズ
Hyggeにはスポーツ用品のほか、コーヒーミルなど手軽なアウトドアグッズも

福井さん自身の感じている楽しさが伝わってくるようなツアーと拠点。アウトドアの楽しさに触れてみたい人はぜひ立ち寄ってみてください。

 

八ヶ岳アドベンチャーツアーズ
©八ヶ岳アドベンチャーツアーズ

 

《八ヶ岳アドベンチャーツアーズ》
長野県茅野市北山3419-75 TEL0266-68-1007。
https://www.yatsugatakeadventure.com/
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気軽にトレッキングを楽しめる八ヶ岳エリアの展望台《富士見パノラマリゾート》

 

富士見パノラマリゾート

山野草の宝庫と呼ばれる入笠山にある富士見パノラマリゾート ©富士見パノラマリゾート

富士見パノラマリゾート

ゴンドラ山頂駅近くの展望台から見る雲海 ©富士見パノラマリゾート

富士見パノラマリゾート

国内屈指のMTBパークとしても知られています ©五味貴志

八ヶ岳をはじめとした山々に囲まれたこの地域は本格的な登山を楽しめる山も多いですが、気軽に山の魅力に触れることができる場所もたくさんあります。

標高1955mの入笠山にある富士見パノラマリゾートはそのひとつ。冬はスキー場として営業するこのスポットは、グリーンシーズンには山頂からの景色を楽しめる気軽なトレッキングスポット、マウンテンバイクやパラグライダーを漫喫できるアクティビティのフィールドとして人気を集めています。

ゴンドラで登った山頂エリアは、八ヶ岳や南アルプス、遠くには富士山も一望できる、この地域の山々を見渡せる八ヶ岳エリアの展望スポットとも言える場所。初夏のスズランをはじめ、さまざまな山野草が彩る景色も楽しむことができます。さらにゴンドラ山頂駅から1時間ほど足を伸ばせば入笠山山頂をめざすことも。登山入門の山としても魅力的なんです。

 

富士見パノラマリゾート
ゴンドラ山頂駅から1時間ほどで目指せる入笠山山頂 ©富士見パノラマリゾート

また、標高の高い山ならではの景色に出会うことも。毎年秋になると期間限定でプレミアム雲海ゴンドラが運行。日が昇る前の早朝に運行し、山頂エリアで雲海の発生を待つことができます。自然現象なので必ず発生するわけではありませんが、運が良ければ朝日が照らす黄金の雲のじゅうたんを眼下に収める幻想的な景色を見ることができます。

 

富士見パノラマリゾート
©五味貴志

 

《富士見パノラマリゾート》
長野県諏訪郡富士見町富士見6666-703 TEL0266-62-5666。無休。
https://www.fujimipanorama.com/
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山好きスタッフが開いた「八ヶ岳に寄り添う」登山ショップ《HIKE》

 

スタッフ厳選のウェアなどが並ぶ店内。メンズ、レディースともに豊富です

ユーズドコーナーは登山入門者にも人気

HIKE

店内にはザックや寝袋なども

八ヶ岳の登山口のひとつである美濃戸口や舟山十字路にも近い原村に、2021年秋、一軒のお店がオープンしました。お店の名はHIKE。山好きスタッフがつくった登山関連アイテムのお店です。

MONTURAなど機能性も高いこだわりのウェアやアイテムが並ぶお店のコンセプトは「八ヶ岳に寄り添うお店」。夏山シーズンはもちろん、冬の厳しい八ヶ岳なども視野に入れたラインナップになっています。また、店舗オリジナルの八ヶ岳の地図といった「ここだからこそ」のアイテムも人気で、この地図を求めて訪れる人もいるんだとか。

 

HIKE
人気アイテムのひとつがオリジナルマップ。イラストで描かれた八ヶ岳のマップで、自分が歩いたルートなどを振り返るのにぴったりです

ただ、八ヶ岳に寄り添うのは店内に並ぶアイテムだけではありません。この場所にお店がある意味は、山が好きな人たちの拠点となるため。山に登った帰り道に立ち寄って、登山の余韻を楽しんだり、同じ山好きのスタッフなどと交流してみたり、山を楽しむ空間となることを考えた結果が、八ヶ岳の麓のお店だったというわけです。

現在はセレクトアイテムとユーズドアイテムの販売が中心ですが、2022年の春以降はちょっと休めるカフェや登山用品のレンタルなども行う予定とのこと。登山イベントなども行いながら、初心者や中級者のステップアップをサポートしつつ、山と人、山好き同士をつなげる場所をめざしています。

 

HIKE
 

 

《HIKE》
長野県諏訪郡原村上里17980 TEL0266-78-3888。10:00~18:00。水曜定休。
https://www.instagram.com/hikeyatsugatake/
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取材・文 合同会社ヤツガタケシゴトニン 小林聖

 

 

 

<著者プロフィール>
小林聖(Kobayashi Akira)
長野県諏訪市出身、在住。
ヤツガタケシゴトニンの一員として八ヶ岳エリアの情報を収集中。趣味はマンガで、マンガ関連の記事も多く手がける。

 

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