【長野で低山登山】
桜のお花見登山にもおすすめ
「光城山」「長峰山」に登ってきた

山岳県の長野県には、3000m級の山だけでなく低い山=低山もたくさんあります。春先の高山は、まだ多くの積雪があり登山のハードルも高め。低山なら雪もなく登りやすいので初心者にもおすすめです。今回は、桜の名所であり山頂からアルプスが一望できる安曇野市の「光城山(ひかるじょうやま)」と「長峰山(ながみねやま)」へ登ってきました。
※撮影時のみマスクを外しております。
※2021年3月に取材したものを記事化しております。

更新日:2021/03/29

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電車でアクセス可能!
JR篠ノ井線「田沢駅」からスタート

長野県安曇野市にある光城山(標高912m)と長峰山(標高933m)は、安曇野市街を挟んで北アルプスに対峙する場所にそびえる山。毎日のように登る人もいるほど地元住民の生活と密着し、愛されています。両山ともに標高1000mに満たない低山ですが、好展望の山として人気で登山道や山頂のいたる所に桜が植えられており、花見スポットとしても有名です。
電車でアクセスでき、光城山登山口の最寄り駅はJR篠ノ井線「田沢駅」です。松本駅からわずか1駅・約10分。今回は電車を使って松本駅から田沢駅へ向かい、光城山から隣の長峰山に縦走するコースで登ります。

田沢駅を出発

田沢駅から光城山の登山口までは約2.5キロ、30分ほどの道のり。途中、登山口への案内板がいくつもあり、安心です。
登山口には、広い駐車場があるので車で来ても安心。バイオトイレも完備されています。光城山山頂にもトイレはありますが冬季は閉鎖になるので、冬に登る場合はここで済ましておくのがおすすめです。
この日は天気が良くポカポカ陽気。9時半頃に登山口に到着しましたが、既に30台以上の車が停まっていました。私たちのように徒歩で来る人や自転車で来る人もいました。

登山口に到着!ここから登山スタート。木の杖が何本か置いてありました

広い駐車場には、バイオトイレも完備されています

光城山登山口から山頂まではゆっくり歩いて1時間ほど。登山道はよく整備されて歩きやすく、休憩用のベンチも設置されています。

広くて歩きやすい登山道

ベンチで休憩

落葉している季節なら登山途中でも木々の隙間から景色を見ることができます

シーズンには約1500本の桜が咲き上がる

光城山の桜は、大正天皇の即位を記念して地元青年団によって植樹されたのが始まりといわれています。地元住民などの手によって植樹が進められ、今では登山道に沿って約1500本もの桜が植えられています。
登山道には立看板が設置されていたり、植えられている樹木に札が立てられていたりと、地元住民によって丁寧に管理され大切にされていることが分かります。

山頂手前の開けた斜面。何十本もの桜が植えら、満開時は圧巻の光景が広がります

蕾が膨らみ始めていました

登山道には桜以外の樹木も植えられ、名称と特徴が記された札が立っています

山頂に向かうまで様々なルートがありますが、立看板が設置されているので迷うことはありません

桜の見頃は例年4月中旬頃から。残雪の北アルプスと桜をセットで見ることができます。麓から山頂に向かって徐々に開花していく様子は龍が天に昇っていくように見え、通称「登り龍」と言われ親しまれているようです。ちなみに満開時はこんな景色。

 

 

 

かつて山城のあった光城山山頂
北アルプスの景色が目の前に

登山口からゆっくり登って1時間程で山頂に到着。危険箇所もなく、楽しんで登れました。
安曇野市街を一望でき、その先には常念岳や餓鬼岳、燕岳などの北アルプスが見えます。

北アルプスの上部は雲に隠れていましたがとっても良い景色

山頂にある綺麗で大きな休憩舎。桜の写真なども飾られていました

展望図が設置されています。全部見えるかな?

光城山は、山の名前に“城”がつく通り、かつて「光城(ひかるじょう)」という山城がありました。海野氏の一族・光氏によって戦国時代に築かれましたが、1553年に武田信玄による苅谷原城(かりやはらじょう)攻めとともに落城しました。
城を構えていた頃、狼煙(のろし)などを使って連絡を取り合っていたため、“火の守り神”をまつる「古峯神社」も山頂にはあります。

山頂にある光城跡

かつて狼煙台のあった場所に火の神をまつる「古峯神社」

長峰山へ縦走!
展望台もあり360度の大パノラマ

光城山での景色を楽しんだ後、続いて隣にある「長峰山」へ向かいます。光城山から長峰山までは約50分。林道と登山道を歩いていきます。
光城山山頂から40分ほどで「長峰山森林交流体験センター 天平の森」を通過。コテージやキャンプ場、レストランなどをそろえる施設で日帰り入浴もできます。山登りと併せて食事や入浴を楽しむのもおすすめ(冬季休業)。
※長峰山森林交流体験センター 天平の森の詳細はコチラ

長峰山に向けて出発

長峰山森林交流体験センター 天平の森

長峰山へ向かう途中には大きな案内図がありました

天平の森から10分ほどで長峰山に到着。山頂には休憩所を兼ねた展望台があり、360度の眺望が楽しめます。サンセットポイントでもあり美しい夕日が望めます。

長峰山に立つ展望台

展望台からの眺め

景色を眺めながらお昼!
“山ごはん”は松本駅でゲットした駅弁

長峰山の山頂は開放的な広場になっていて、パラグライダーの離陸場があります。光城山と同様に安曇野の街並みと北アルプスの山々が正面に広がります。太く立派な桜の木が何本もあり、長峰山でお花見もおすすめ。

雲が晴れ、北アルプスがはっきり見えました

長峰山山頂にはシンボルになっている大きなオブジェがあります。ここから見る景色も最高です

登山の楽しみといえば“山ごはん”。用意したのは、松本駅で購入した駅弁です。電車旅の定番である駅弁は、リュックに入れるにもちょうどいい大きさで冷めていても美味しいので登山のおともに最適。目の前の景色を見ながら食べる山ごはんは絶品でした。

購入した駅弁「米豚のめし」と「安曇野ちらし」

ふたを開けるとこんな感じ

絶景を見ながら食べるお弁当は最高です

比較的短時間で登れる低山
周辺の観光と組み合わせるのもおすすめ

お腹も満たされ、景色を存分に楽しんだら下山します。登山の事故や怪我は、体力や集中力が切れる下山時に多く起こります。低山だからと油断せずに慎重に歩き、1時間ほどで光城山登山口に到着しました。
今回は登りと同じ道を戻り、田沢駅から松本駅に帰りましたが、長峰山からそのまま下山し、田沢駅の次の駅「明科駅」方面へ行くことも可能です。

今回の登山データ(光城山登山口から)

低山は、比較的短時間で登ることができるので、他の観光スポットに立ち寄る時間があります。
光城山・長峰山なら、広大なわさび田を散策できる「大王わさび農場」や絵本の美術館「安曇野ちひろ美術館」なども近め。「松本城」や電車で「長野駅」まで来て観光するのもおすすめです。
低山は落葉している冬~春先がベストシーズン。運動不足解消にもおすすめの低山登山を旅の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
※光城山登山口の地図はコチラ
※安曇野エリアの観光スポットはコチラ

登山初心者や運動不足の解消にもおすすめな低山登山

低山でも手軽に絶景を楽しめます

今回登った光城山は、元長野県警察山岳遭難救助隊長であり、低山含め長野県内の山をまとめた本を出版している中嶋豊さんにおすすめされた山の一つです。中嶋さん聞いた、低山登山の魅力や注意点、服装のポイントをまとめたコチラの記事も是非読んでみてください。

※他の登山者と距離を保つなど新型コロナウイルス感染拡大防止対策をお願いします。行政・関連機関が発信する最新情報を入手したうえで登山計画を立て、安全登山をしましょう。
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を考慮し、お花見については自粛のお願いが出る可能性があります。詳しくは現地観光協会や主催者発表の最新情報をご確認下さい。
※桜の開花状況など詳細は現地観光協会などにご確認ください。

撮影(桜除く):t.kimura

 

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