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ハイキングとヨガを通じて自然の中で自身と向き合う 自然の力で心も身体もフル充電

忙しい日々を過ごしていると、本当に大切なことを見失いがちです。静寂を退屈だと勘違いし、エンターテイメントという終わりのない刺激で思考をかき消してしまっています。

その大切なことに意識を集中させる方法があります。先日、私は小さなグループで、ハイキングとヨガを通じて自身と向き合い、心を落ち着かせる体験をしました。私たちは、親切で温かい人柄のガイド、伊藤靖子さんの指導のもと、軽いストレッチで体をほぐしてから、美しい紅葉が真っ盛りのハイキングコースを歩き始めました。

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掛け替えられた細い橋を渡る際、伊藤さんから、「この川は氾濫して、景観が変わることもある」と教わりました。川の石は鉄分を含んでいるため赤く輝き、時折硫黄の香りが漂っていました。

ハイキングを始めておよそ20分後、素晴らしい滝にたどり着きました。この滝は山の懸崖を直線的に落ちることで全国的に人気のある「不動滝」といい、89メートルの高さから水が落ちています。この滝は、近くにある「男性的」に激しく落ちるもう一つの滝と対極の、穏やかな水流の「女性的」な滝だとされ、滝の下を歩くこともでき、グループの一人は最近滝行を行ったそうです。一方、男性的な滝は落差が激しく、滝壺に近づくことは危険です。

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不動滝を目の前にして、私たちは瞑想を行いました。伊藤さんの指導で、滝の音に意識を集中させ、雑念を追い払うよう努めました。山の静けさの中で、力強い滝の音と対照的な自然の孤独さを身体いっぱいに感じ、謙虚な気持ちを取り戻した瞬間でした。

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その後、私たちは森の木々の間にある魅力的なカフェに立ち寄りました。寒さの中で、スペシャリティコーヒーと焼き菓子の香りに包まれて温もりと安心感に浸りました。私はインドネシア産のシングルオリジンコーヒーと、チーズケーキのクラシックな組み合わせを堪能しました。

次はいよいよ最後の登りです。この地域はかつて硫黄の鉱山だったため小さな村がありましたが、今では家屋は残っていません。かつて硫黄を運ぶために使われていた索道の跡がその名残を留めています。

頂上に着くと草地があり、遠くに2つの滝を望むことができ、想像していたよりもずっと美しい光景が目の前に広がりました。私たちはそこにマットを敷き、静寂に包まれながらヨガを講じました。伊藤さんと一緒にポーズを取りながら、冷えた体を温めてくれる活力を体感しました。この体験を通じて、心を静め、深く呼吸する時間を今まで以上に持ちたいという思いが湧き上がりました。

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下山しながら、あっという間に終わった今回の行程を思いました。日が落ちるにつれ、秋の深い色合いと長い影に心を奪われました。温かい別れの挨拶を交わし、お互いの健勝を祈りながら一日を終えました。このアウトドアとウェルビーイングの2つを融合させたツアーに感謝し、今後も同じような体験を探したいと強く思いました。

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