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長野でガーデン巡り カフェ併設ガーデンやオープンガーデン、日本庭園14スポット

長野県内で春から秋を中心に楽しめるガーデン・日本庭園をご紹介。カフェ・レストランを併設するガーデンをメインに、個人の庭などを一般公開する「オープンガーデン」や「日本の庭園100選」に選定された日本庭園をそれぞれピックアップしました。色彩豊かな草花に癒やされる“花旅”へ出かけましょう。

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TOP PHOTO:©蓼科高原バラクライングリッシュガーデン
 

営業状況やサービス内容等は変更となる場合がございます。最新の情報は各施設にお問い合わせください。
 

<カフェ・レストランあり>

01 ガーデンソイル(長野県須坂市)

2022年より、新しいガーデン造りに着手。宿根草だけでなく、さまざまなグラスを植え込んでいます ©ガーデンソイル

須坂市の園芸店『ガーデンソイル』では、宿根草や多肉植物、リース、ガーデニング用品、雑貨、園芸関連書籍などを販売。周辺にはさまざまな植物が彩るナチュラルな雰囲気のガーデンが広がります。併設する「カフェ ル・パニエ」では、自家農園で育てた野菜・果物を使った料理を用意。店内やテラス席の他、ガーデン内で食事を楽しむことができ、カゴの中に季節ごとの一品やサラダなどが詰められた「ピクニックバスケット」はぴったりなメニューです。

ナチュラルなガーデンの中で楽しめるピクニック。心地よい時間が流れていきます ©ガーデンソイル

【INFORMATION】

【スポット名】ガーデンソイル
【住所】長野県須坂市野辺581-1(Google Maps
【営業期間】通年
【営業時間・定休日】ガーデン:通年10:00〜17:00・4〜7月無休、8〜3月月曜定休
カフェ:10:00~16:00、月・火曜定休
【入園料】無料
【詳細・問い合わせ】☞ガーデンソイル公式Instagram

02 白馬コルチナ・イングリッシュガーデン(長野県小谷村)

色とりどりの花々が咲くイングリッシュガーデン ©白馬コルチナ・イングリッシュガーデン

『白馬コルチナ・イングリッシュガーデン』は「ホテルグリーンプラザ白馬」に隣接する「白馬コルチナスキー場」内にオープン。ガーデニングの本場・イギリス出身のガーデンデザイナー:マーク・チャップマンが手掛けた、トラディショナルな庭園です。多くの植物が楽しめる「ロックガーデン」や壁に囲まれた「ウォールドガーデン」などが広がります。本来の地形や樹木を生かしたナチュラルさも魅力の一つ。「ホテルグリーンプラザ白馬」のラウンジで、ランチやカフェタイムが楽しめます。

壁に囲まれたガーデンエリア「ウォールドガーデン」 ©白馬コルチナ・イングリッシュガーデン

【INFORMATION】

【スポット名】白馬コルチナ・イングリッシュガーデン
【住所】長野県北安曇郡小谷村大字千国乙12860−1(Google Maps
【営業期間】5月下旬~10月上旬
【営業時間・定休日】9:00~16:00、火・木曜定休 ※「ホテルグリーンプラザ白馬」宿泊者は入場可能(季節により営業時間・定休日が変動。詳細は公式サイトをご確認ください)
【入園料】小学生以上 500円、小学生未満・ホテル宿泊者 無料
【詳細・問い合わせ】☞白馬コルチナ・イングリッシュガーデン公式サイト

03 ラ・カスタ ナチュラル ヒーリング ガーデン(長野県大町市)

園内には北アルプスの雪解け水も流れ、ロケーションも抜群です ©ラ・カスタ ナチュラル ヒーリング ガーデン

長野県大町市生まれのヘアケアブランド「ラ・カスタ」が運営する『ラ・カスタ ナチュラル ヒーリング ガーデン』。ブランドテーマの「植物の生命力と癒し」を五感で感じることができる庭園です。ガーデンを眺めながらカフェタイムが楽しめる「シーズンテラス」の他、スキャルプチェックやヘアケア方法のカウンセリングなどを提供する「ラ・カスタ 北アルプス本店」、調香体験などを楽しめるファクトリーが併設しています。入園は予約制で、公式サイトから予約可能です。

かつて「ラ・カスタ」の製品を製造していた研究開発施設(ファクトリー)は体験エリアとして開放 ©ラ・カスタ ナチュラル ヒーリング ガーデン

【INFORMATION】

【スポット名】ラ・カスタ ナチュラル ヒーリング ガーデン
【住所】長野県大町市常盤9729-2(Google Maps
【営業期間】4月下旬~11月上旬
【営業時間・定休日】4~9月 10:00~17:00、10~11月 10:00~16:00、水曜定休(祝日の場合は翌日休園)
【入園料】高校生以上 1,100円、小・中学生 550円、未就学児 無料
【詳細・問い合わせ】☞ラ・カスタ ナチュラル ヒーリング ガーデン公式サイト
【備考】入園予約制

04 停車場ガーデン(長野県小諸市)

ウェルカムガーデンの春の装い ©停車場ガーデン

しなの鉄道・JR「小諸駅」前に広がる『停車場ガーデン』。300種類以上の植栽で構成されるイングリッシュガーデンです。アンティークレンガの古井戸を利用した「ウェルカムガーデン」や石垣から花々がこぼれる「ウォールガーデン」、高山植物が育つ「ロックガーデン」など、小諸エリアの豊かな自然を表現した8つの花壇で構成されています。敷地内には地元食材を使ったメニューを提供するカフェと苗やお土産を販売するショップが併設。屋外テラス席で食事を楽しむことも可能です。

敷地内にはカフェとショップが併設しています ©停車場ガーデン

【INFORMATION】

【スポット名】停車場ガーデン
【住所】長野県小諸市相生町1-1-9(Google Maps
【営業期間】通年
【営業時間・定休日】ショップ 9:00~17:00、カフェ 10:00~17:00(LO16:30)、木曜定休
【入園料】無料
【詳細・問い合わせ】☞停車場ガーデン公式サイト

05 軽井沢レイクガーデン(長野県軽井沢町)

英国のマナーハウスを思わせる佇まい ©軽井沢レイクガーデン

『軽井沢レイクガーデン』は、敷地面積およそ1万坪を誇る広大な庭園。湖を軸に8つのエリアで構成され、イングリッシュローズ・フレンチローズを中心とした約400種類のバラや約300種類の宿根草が植えられています。ガーデン内には、スコーンやケーキが楽しめるカフェ「イレブンシス ティールームス」やフレンチレストラン「ブラッセリー NAKAGAWA」、バラをモチーフとした雑貨やガーデングッズが並ぶ売店「メアリーローズ」が併設。英国のマナーハウス(=貴族の領主の館)を想起させる空間で、贅沢な時間をお過ごしください。

バラと紅葉の共演が楽しめる秋のガーデン ©軽井沢レイクガーデン

【INFORMATION】

【スポット名】軽井沢レイクガーデン
【住所】長野県北佐久郡軽井沢町レイクニュータウン(Google Maps
【営業期間】4月19日〜11月4日
【営業時間・定休日】9:00~17:00、期間中無休
【入園料】高校生以上 1,200円〜、小中学生 800円〜(時期によって変動)、小学生未満 無料
【詳細・問い合わせ】☞軽井沢レイクガーデン公式サイト

06 ムーゼの森 ピクチャレスク・ガーデン(長野県軽井沢町)

元々の植生を生かしたナチュラルガーデンが広がります ©ムーゼの森 ピクチャレスク・ガーデン

「軽井沢絵本の森美術館」の敷地内にある『ムーゼの森 ピクチャレスク・ガーデン』。イギリス出身のランドスケープデザイナー:ポール・スミザー監修の、原生植物を中心としたナチュラルガーデンです。道路向かいには、カフェや「エルツおもちゃ博物館 軽井沢」、木のおもちゃ・絵本を販売するショップが点在しています。カフェ「ルーエ」では、地元野菜を使ったサンドイッチや手作りのジンジャー・エールなどを提供。静かな森の中で優雅なティータイムを。

豊かな緑に囲まれた癒しの空間 ©ムーゼの森 ピクチャレスク・ガーデン

【INFORMATION】

【スポット名】ムーゼの森 ピクチャレスク・ガーデン
【住所】長野県北佐久郡軽井沢町長倉182(Google Maps
【営業期間】3月中旬~翌1月中旬
【営業時間・定休日】5~10月 9:30~17:00、3~4月・11月~翌1月 10:00~16:00、火曜定休(展示入替期間は休館、GW期間中および7~9月は無休、12月~翌1月の休館日は要問合せ)
【入園料】大人 1,000円、中・高校生 700円、小学生 500円 ※軽井沢絵本の森美術館、ピクチャレスク・ガーデン入館・入場料込
【詳細・問い合わせ】☞ムーゼの森公式サイト

07 蓼科高原バラクライングリッシュガーデン(長野県茅野市)

フロックスが咲き誇る夏 ©蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

八ヶ岳山麓の高原リゾートに広がる『蓼科高原バラクライングリッシュガーデン』は、1990年(平成2年)に開園。イギリスの専門家によって創園された本格的な英国式ガーデンです。およそ3,000坪のガーデンに、5,000種類以上が植栽されています。週ごとに変化するガーデンの様相は、年間を通じて楽しむことができます。敷地内にあるカフェ・レストランでは、英国料理のモーニングやランチを提供。正式の専用スタンドに盛り付けられた「アフタヌーンティーセット」も用意されています。

ダリアが彩る秋のガーデン ©蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

【INFORMATION】

【スポット名】蓼科高原バラクライングリッシュガーデン
【住所】長野県茅野市北山栗平5047(Google Maps
【営業期間】通年
【営業時間・定休日】9:00~18:00など(季節により営業時間が変動。詳細は公式サイトをご確認ください)、年中無休
【入園料】季節により異なる(詳細は公式サイトをご確認ください)
【詳細・問い合わせ】☞蓼科高原バラクライングリッシュガーデン公式サイト

08 富士見高原リゾート 花の里(長野県富士見町)

サマーゲレンデを彩るマリーゴールド(開花時期は7月下旬~9月) © GoNAGANO観光データベース

八ヶ岳の南麓に位置する「富士見高原」。スキー場やゴルフコース、ホテルなどが集結する高原リゾートです。『富士見高原リゾート 花の里』はグリーンシーズンにオープン。ゲレンデ一面にマリーゴールドが咲く「ロマンスエリア」や多種多様な季節の花々の共演が見られる「ミラーガーデン」などが広がります。展望リフトに乗って、日本三大高峰を望むテラスやさまざまな山野草が観察できる「展望ロックガーデン」へアクセスが可能です。エリア内の「そば処 花鳥野(はなとや)」で、手打ちそばやソフトクリームが人気です。

八ヶ岳連峰をバックに、山野草が咲き誇る「展望ロックガーデン」 © GoNAGANO観光データベース

【INFORMATION】

【スポット名】富士見高原リゾート 花の里
【住所】長野県諏訪郡富士見町境12067(Google Maps
【営業期間】6月上旬~9月下旬
【営業時間・定休日】9:00~17:00(最終入場16:00)、期間中無休
【入園料】中学生以上 500円、3歳~小学生 無料
【詳細・問い合わせ】☞富士見高原リゾート 花の里公式サイト

09 高遠しんわの丘ローズガーデン(長野県伊那市)

さまざまな種類のバラに囲まれた『高遠しんわの丘ローズガーデン』 © GoNAGANO観光データベース

伊那谷や中央アルプスを見渡すことができる高台(標高830m)に位置する『高遠しんわの丘ローズガーデン』。およそ3,160坪の敷地に「バラのアーチ」や「花の小径」などが広がり、約270種・3,000本ほどのバラが咲き誇ります。「自動運転カート」(有料)を利用して園内を周遊することも可能。麓の「バラ茶屋」では、景色を眺めながらドリンクやソフトクリームが楽しめる他、バラに関連するお土産品を販売しています。

伊那谷や中央アルプスが望めるロケーションと美しいバラの共演を見ることができます © GoNAGANO観光データベース

【INFORMATION】

【スポット名】高遠しんわの丘ローズガーデン
【住所】長野県伊那市高遠町東高遠973-1(Google Maps
【営業期間】6~10月
【営業時間・定休日】9:00~16:00、期間中無休
【入園料】無料 ※バラ祭り開催期間中は高校生以上 500円、小中学生 250円
【詳細・問い合わせ】☞高遠しんわの丘ローズガーデン公式サイト


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<オープンガーデン>

オープンガーデンとは?

1927年(昭和2年)にイギリスで発祥した『オープンガーデン』。個人の庭園を一定期間、一般公開する取り組みで、庭主が丹精込めて育てた個性豊かなガーデンを満喫することができます。『オープンガーデン』に登録された観賞可能な場所には、目印となる看板が立っています。誰もが気持ちよく滞在できるよう公式サイトでガーデンの公開時期や観賞マナーを確認の上、お出かけください。

10 おぶせオープンガーデン(長野県小布施町)

『おぶせオープンガーデン』登録の庭には看板が設置されています ©小布施町

小布施町内の庭園を公開する『おぶせオープンガーデン』は、2000年(平成12年)にスタート。イングリッシュガーデンや日本庭園など、100を超える庭が登録されています。公式サイトで、ガーデンのマップやタイプ、楽しみ方などが紹介されています。

タイプや大きさなど、さまざまなガーデンを体験できます ©小布施町

【INFORMATION】

【スポット名】おぶせオープンガーデン
【詳細・問い合わせ】☞おぶせオープンガーデン公式サイト

11 信州須坂オープンガーデン(長野県須坂市)

「峰の原高原」にあるオープンガーデン ©さすらいの自由飛行館

2005年(平成17年)に始まった『信州須坂オープンガーデン』。須坂市街地エリアなどの個人宅の他、標高1,500mに位置する「峰の原高原」のペンションも参加し、約40のガーデンが公開されています。公式サイトにマップや観賞マナーが記載されています。ご確認ください。

バラや宿根草が咲き誇るオープンガーデン ©小林友子

【INFORMATION】

【スポット名】信州須坂オープンガーデン
【詳細・問い合わせ】☞須坂市公式サイト

12 松本オープンガーデン(長野県松本市)

小径やアーチ、噴水のあるオープンガーデン ©丸山勝子

2004年度(平成16年度)に始まった『松本オープンガーデン』。松本市内のおよそ30の庭園を楽しむことができます。ガーデン情報をまとめたガイドブックが公式サイトから閲覧できる他、「松本駅観光情報センター」や「大手観光情報センター」、「アルプス公園サービスセンター」などで配布されています。

小さな物置やフェンス、プランターなどもオーナーの手作り ©丸山勝子

【INFORMATION】

【スポット名】松本オープンガーデン
【詳細・問い合わせ】☞松本市公式サイト


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<日本庭園>

13 本陣岩波家(長野県下諏訪町)

深山幽谷の景色が広がる『本陣岩波家』の庭園 ©本陣岩波家

中山道・甲州街道分岐の地に広がる宿場「下諏訪宿」の『本陣岩波家』(県宝指定)の庭園は、中山道随一の名庭園と謳われ「日本の庭園100選」に選出。全国各地から600個以上の鉱石を集め、10年の歳月を費やし造られた築庭式石庭園です。周辺の山々や諏訪大社秋宮の森を借景に、自然の奥深さや静けさを堪能できます。庭を彩る植物は江戸時代から変わることなく、春はツツジ、夏はアヤメ、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の風景を継承しています。

秋の紅葉で彩られた庭園も見事 ©本陣岩波家

【INFORMATION】

【スポット名】本陣岩波家
【住所】長野県諏訪郡下諏訪町横町3492番地イの1(Google Maps
【営業期間】通年
【営業時間・定休日】10:00~16:00、水曜定休
【入園料】高校生以上 800円、中学生以下 400円
【詳細・問い合わせ】☞本陣岩波家公式サイト

14 光前寺(長野県駒ヶ根市)

本坊客殿奥の庭園。四季折々の表情を楽しむことができます ©光寺前

駒ヶ根市にある『光前寺』。本堂の前庭と本坊客殿奥に庭園が広がります。この二つの庭園を含む、境内全域が「光前寺庭園」として国の名勝に指定。「日本の庭園100選」にも選ばれています。本坊客殿の縁の下や参道の石垣の間などに希少な「光苔」が自生し、自然光を反射する神秘的な姿を見ることができます(見頃は4月中旬~10月下旬)。また「光前寺」は、しだれ桜の名所であり、霊犬早太郎伝説ゆかりの地としても知られています。

境内には、光を反射する「光苔」が自生しています ©光寺前

【INFORMATION】

【スポット名】光前寺
【住所】長野県駒ヶ根市赤穂29番地(Google Maps
【営業期間】通年
【営業時間・定休日】9:00〜16:30(有料拝観)、年末年始・春季例祭時などは拝観休止
【入園料】高校生以上 500円、中学生以下 無料(庭園拝観)、境内は無料
【詳細・問い合わせ】☞光前寺公式サイト


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文:松尾 奈々子

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