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特集『ナガノ自転車日和。』❺E-バイクで巡りたい!長野県内のおすすめ名所&観光スポット

観光のツールとして、今大注目の自転車。特に「E-バイク」は、坂道も楽々、サイクリングビギナーの強い味方です。今回は初心者でも安心して長野県でサイクルツーリズムを楽しむための情報を紹介。各市町村で行っているレンタサイクルやおすすめコースをチェックして、E-バイクでE-観光へ出かけましょう!

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TOP PHOTO:©︎白馬村観光局

E-バイクとは?

E-バイクは、モーターによって最大1:2(人:モーター)の割合でアシストする電動アシスト自転車です。スポーツバイクタイプのほか、前傾姿勢がとれるドロップハンドルを使用したロードバイクや、フラットバーハンドルで体に負担の少ない姿勢で気軽に乗ることができるクロスバイク、凹凸の激しい未舗装の路面でも安定して走行できるマウンテンバイクなど、さまざまなモデルがそろいます。

クロスバイクモデルのE-バイク ©(一社)諏訪観光協会

後輪とサドル下のパイプにバッテリー本体がある軽快車タイプの電動アシスト自転車は、荷物をのせてもゆったりと安定感のある走りが特徴。一方のE-バイクは、通常のスポーツバイクと同様の設計を実現するため、ダウンチューブにバッテリーを配置。そのため、スポーツタイプの乗り心地はそのままにペダルの踏みこみも自然。また、アシストがダイレクトに伝わるため、キビキビとした動きにも対応できます。さらに、こぎ始めや坂道など、より力が必要となる場面でのアシストに加え、変速ギアの段数が多いので、長い上り坂でも無理のない走行が可能です。
そんなE-バイクに乗って巡る“長野県内オススメ名所&観光スポット”をご紹介します。

E-バイクなら、険しい山道でも快適な走行が楽しめます ©(一社)諏訪観光協会

E-バイクで巡る~町並み編~松代の歴史と文化に触れる〈松代町エリア〉

長野市の南部に位置する松代町。四方を山や千曲川に囲まれ、遠くには北アルプスや北信五岳を望むことができます。真田十万石の城下町としても知られています。

松代町の西部を流れる千曲川の堤防を走る千曲川サイクリングロード ©信州松代観光協会
国指定史跡の城跡「松代城」は松代藩初代藩主・真田信之をはじめ、松代藩の歴代藩主の居城でした ©信州松代観光協会

松代町には、戦国時代に築城された「松代城(海津城)」を中心に、真田家ゆかりの「真田邸」や「文武学校」のほか、長野盆地を一望する妻女山展望台など、ロマンを感じる数々の歴史スポットが点在しています。

〈おすすめスポット〉

文武学校:松代藩八代藩主・真田幸貫が、文武の奨励を目的として1851年(嘉永4年)に建設準備にとりかかったとされる松代藩の藩校。1855年(安政2年)に開校し、現在残る建物群は、ほぼ開校当時の姿を伝えています ©信州松代観光協会
真田邸:江戸時代末期に松代藩九代藩主・真田幸教が当初、義母お貞の方(貞松院)の住居として建てた御殿建築の建築物。松代町の中でも松代城跡の建築物として唯一当時のまま残った貴重な建物です ©信州松代観光協会
長國寺:真田家歴代藩主の墓があるほか、信之、信弘の御霊屋がある真田家の菩提寺。信之の御霊屋は国の重要文化財にも指定されています ©信州松代観光協会
妻女山展望台:北アルプスや市街地が見渡せる展望台。1561年(永禄4年)、川中島平の広い範囲で武田・上杉両軍による4回目の戦が行われ、その際に上杉軍が着陣したのが妻女山です ©信州松代観光協会

【おすすめルート】(はじめての方におすすめ)
松代城~真田家の歴史を辿るコース(走行距離 約3.3km、所要時間 約3時間)
信州松代観光協会→松代城跡→真田邸→長國寺→文武学校→信州松代観光協会


【ポイント】
■信州松代観光協会は真田宝物館の隣に位置しています。
■真田家にまつわる歴史を知りたいという人におすすめです。
■コースの所要時間は休憩時間も含んでいますので、地元グルメもぜひ楽しんでください。


【インフォメーション】
信州松代観光協会公式サイト
https://www.matsushiro-kankou.com/

E-バイクで巡る~町並み編~蔵の町並みや果樹園沿いの農道など多様なコースがそろう〈須坂市エリア〉

明治から昭和初期にかけて製糸業が盛んだった須坂市には、今も豪壮な土蔵造りの旧製糸家建物や繁盛した大壁造りの商屋などの町並みが残されています。桜の名所として知られる「臥竜公園」での観光はもちろん、果樹栽培が盛んな須坂市ならでは「北信濃くだもの街道」沿いには観光農園が並ぶので、観光スポット巡りだけでなく、フルーツ狩りも楽しめます。

蔵を生かした商店、博物館、美術館なども点在しています ©一般社団法人信州須坂観光協会

〈おすすめスポット〉

臥竜公園:「日本さくら名所100選」に選ばれている桜スポットとして知られ、遊園地や動物園、博物館なども併設されています ©一般社団法人信州須坂観光協会
八丁鎧塚古墳:須坂市には古代氏族の墳墓である古墳が多く分布しており、「八丁鎧塚古墳」は須坂市南部を流れる鮎川の段丘上に位置しています ©一般社団法人信州須坂観光協会

【インフォメーション】
一般社団法人信州須坂観光協会
https://www.suzaka-kankokyokai.jp

E-バイクで巡る~町並み編~E-バイクなら諏訪湖一周も気軽に楽しめる〈諏訪エリア〉

長野県のほぼ中央に位置する諏訪湖。湖畔には見どころも盛りだくさん ©(一社)諏訪観光協会

諏訪湖は周囲約16kmの長野県一大きな湖です。湖畔には、日帰り入浴施設や足湯スポットもあるので、ゆったり温泉に浸かったり、美術館や博物館でアートや諏訪の文化に触れたりと、多くの立ち寄りスポットが点在。E-バイクなら約16kmの道のりも諏訪湖の魅力や歴史をたどりながら気軽に楽しめそう。

〈おすすめスポット〉

湖畔公園足湯:諏訪湖間欠泉センター近くにあり、上諏訪温泉「七ツ釜源泉」を引いている天然温泉の足湯。諏訪湖畔を眺めながら無料で利用できます ©(一社)諏訪観光協会
立石公園:標高934mの位置にあり、諏訪湖と美しいアルプス連峰の山並みを望める公園。「信州サンセットポイント100選」にも選ばれ、諏訪湖に沈む夕陽や夜景の観賞スポットとして県内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです ©(一社)諏訪観光協会

【インフォメーション】
一般社団法人諏訪観光協会
https://www.suwakanko.jp/

E-バイクで巡る~山岳編~八ヶ岳山麓を走る高原サイクリング〈八ヶ岳エリア〉

最高峰の赤岳を有し、天狗岳や硫黄岳など多くの峰から成る八ヶ岳。その麓に位置する富士見町や原村は標高900mから1,400mに位置し、八ヶ岳の雄姿を眺めながら爽快に走る高原サイクリングにうってつけのエリアです。

八ヶ岳の裾野には広大な農地が広がります ©八ヶ岳自然文化園
原村の特産品・セルリーなど、畑と山々の美しいコントラストが望めます ©八ヶ岳自然文化園
サイクリング後は「八ヶ岳自然文化園」の芝生広場でのんびり過ごすのもおすすめです ©八ヶ岳自然文化園

八ヶ岳と諏訪湖の間に位置する原村。高原野菜や花卉(かき)など農作物の生産が盛んなことで知られ、豊かな自然と農地が調和する美しい景観から、2021年には「日本で最も美しい村」連合にも加盟。そんな原村を巡るおすすめコースをご紹介します。

〈おすすめスポット〉

八ヶ岳自然文化園:八ケ岳中央高原に位置、「八ヶ岳の自然とふれあい」をテーマにしたレジャー施設。屋外にはピクニック広場やパターゴルフ場などがあり、「自然観察科学館」内にはプラネタリウムも備えています ©八ヶ岳自然文化園
原村郷土館:古布を裂いたものを緯糸(よこいと)に渡した織物「裂き織り」の機織り体験ができる資料館。建物は原村中新田の伊藤米之助宅を移築したもので、土蔵を再現した郷土施設「まてのくら」には鏝絵(こてえ)や農家の収蔵品が展示されています ©八ヶ岳自然文化園
臥竜公園:縄文中期~後期の集落遺跡で、原村指定史跡「臥竜遺跡」にある公園です。園内には大きな石碑が移設され、春は桜スポットとしても親しまれています ©八ヶ岳自然文化園
御柱道:田園風景の中を左手に諏訪盆地、右手に八ヶ岳を望みながら進む「御柱道」。御柱を引きながら歩む道・曳行(えいこう)路のことで、雄大な山並みを望みながらのサイクリングが楽しめます ©八ヶ岳自然文化園
まるやち湖:「八ヶ岳自然文化園」の西側に位置した湖で、八ヶ岳が一望できるビュースポット。山並みは湖面にも写しだされ、四季折々の景観が楽しめます ©八ヶ岳自然文化園

【おすすめルート】
八ヶ岳自然文化園~原村を巡るコース(走行距離約 14km、所要時間 約4時間)
八ヶ岳自然文化園→原村郷土館→臥竜公園→田園地帯→御柱道→八ヶ岳自然文化園


【ポイント】
■E-バイクは「八ヶ岳自然文化園」でレンタルが可能です(「八ヶ岳自然文化園」でのレンタルは2時間~)。
■原村の風景、文化を知りたいという人におすすめです。
■コースの所要時間は体験や休憩時間も含んでいますので、走行のみの場合は約1時間程度の所要時間となります。


ほかにもこんなコースが!

ほか林道を走るコースなどもあるので、いろいろな角度から八ヶ岳エリアのサイクリングを楽しもう! ©八ヶ岳自然文化園

【インフォメーション】
八ヶ岳自然文化園公式サイト
http://www.yatsugatake-ncp.com/

E-バイクで巡る~山岳編~白馬三山と織りなす四季折々の風景を満喫〈白馬エリア〉

白馬村内の道。美しい北アルプスの山並みに心が洗われます ©白馬村観光局

北アルプス北部、白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳の白馬三山を望む、雄大な山岳風景が広がる白馬村。多くの自転車愛好家が訪れるエリアなので、サイクリング初心者は気後れしてしまいがちですが、E-バイクなら初心者でも安心。自分のペースに合わせたサイクリングが楽しめます。

〈おすすめスポット〉

大出公園:大出公園から白馬三山を眺めるロケーションは白馬村でも有名なビューポイント。スケッチや写真愛好家で賑わいます ©白馬村観光局
白馬大橋:白馬大橋は、「日本の道100選」に指定されている絶景ポイント。白馬村の北部に流れる松川にかかり、景色をさえぎるものが何もない橋上からの眺めは圧巻です。特に秋の紅葉シーズンは、清らかな川の水と里山の紅葉に壮大な白馬三山が重なり合う絶景が楽しめます ©白馬村観光局

【インフォメーション】
白馬村観光局
https://www.vill.hakuba.nagano.jp/


制作:フィールドデザイン

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