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【特集:真新しい長野の冬。滑り尽くしませんか。】
What’s new?スキー&スノーボード2022~2023シーズン大注目トレンド❸『スキー場の新ゴンドラ&リフトがザワついている!? リフトチケットにも進化の波が。』

スキー場でコースを滑るときに利用するのがリフトやゴンドラ。特にゴンドラは山の斜面や谷を越え、長い距離を取り抜けていく便利な移動手段です。でも中には、距離が短いゴンドラがあったり、搬器がユニークだったりと個性的なゴンドラがあります。そんな今シーズン注目のゴンドラをピックアップしてみました。
また、近年のスキー場ではペーパーのリフト券ではなく、ICチップを内蔵したチケットが普及しています。センサーを備えたゲートがICチップのデータを読み取ってリフト乗車ができるシステム。リフト乗り場で係員にチケットを見せる必要がなく、スムーズに乗車できるようになっています。こういったICカードが進化についても触れていきたいと思います。

更新日:2023/01/10

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野沢温泉スキー場の〈新長坂ゴンドラ〉で北信濃の絶景堪能

山麓から直線ルートで山頂駅へ。所要時間は約8分
便利なゴンドラとリフトで広い野沢温泉スキー場を効率的にめぐりましょう

まずは、2020-2021シーズンから野沢温泉スキー場に登場した〈新長坂ゴンドラ〉について紹介しましょう。日本最大級の規模を誇る野沢温泉スキー場は、ゲレンデの入口となる場所が山麓に何カ所もあるレイアウトです。なかでも、「長坂ゴンドラ」の乗り場がある長坂ゲレンデは人が多く集まる主要な玄関口でした。これまでのゴンドラは、山麓から山頂に向かう途中に中間駅を経由していたため、ゴンドラのルートがL字型になっていました。その架線を直線ルートにリニューアルしたのが〈新長坂ゴンドラ〉です。移動時間が短くになり、山麓に集まるスキーヤー・スノーボーダーをどんどん山頂エリアに運んで、すみやかに滑り出せるようになりました。

景色を楽しめるガラス張りのゴンドラキャビンはまるで「動くテラス」(注:『スケルトンゴンドラ』はグリーン期のみの営業となっております)
高級感のあるレザーシートはやっぱり座り心地が違う

新しいゴンドラキャビンは10人乗りの広々スペース。座席にはクッション性の高いレザーシートが使われ、ラグジュアリーな雰囲気に刷新されています。全面がガラス張りなので360度の眺望を楽しみながら、約8分で山頂の「新やまびこ駅」へと運んでくれます(注:『スケルトンゴンドラ』はグリーン期のみの営業となっております)。ゴンドラキャビンが優れているのは、日本発となる換気システムを搭載していること。外の空気を搬器内に自動で取り込み、窓から排出することで、短時間で内部の空気が入れ替えてくれるのです。また、新しい山麓駅舎「新やまびこ駅」の位置は以前の駅舎よりも少し高い場所に設置されています。このことで、ゲレンデトップの「やまびこゲレンデ」に向かう、やまびこ第2フォーリフトにスムーズに乗り換えられるようになったこともポイントです。

新しいゲートはICカード感知機能が40㎝まで可能となり、ユーザービリティが飛躍的にアップ

また、野沢温泉スキー場では新長坂ゴンドラ建設時に新しいゲートシステムを導入しています。大きなポイントは2つ。まず1つが、セキュリティーの高いICカードを利用することで安心感が高まったことです。もう1つは、リフト乗り場で通過する自動改札機のゲートに新しいシステムを採用したことです。基本的に、ゲートを通過するときはICチップをゲートに接触させたり近づけたりして、チップのデータを読み取らせる必要があります。滑りに慣れていない初心者や子どもなどは、この作業に手間取ってしまうことがありました。しかし、野沢温泉スキー場が導入した新しいゲートはICカードを感知する距離が40㎝になっており、カードを接触させなくてもOK。手間取ることなく、すいすいゲートを通過していけるようになっています。

写真提供:野沢温泉スキー場

DATA

【野沢温泉スキー場】
所在地:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷7653
TEL:0269-85-3166
URL:野沢温泉スキー場
営業期間:2022年11月26日~2023年5月7日
営業時間:8:30~16:30(リフトやゴンドラで変動)*天候等の状況により運行時間が変更される場合があります
リフト1日券:大人6,000円、子ども3,600円、シニア4,800円

志賀高原マウンテンリゾートの新たな「ハブ施設」として期待される〈志賀高原リゾートゴンドラ〉

3つの搬器が連結されためずらしいリゾートゴンドラ
山の駅からゴンドラで下ると広い一枚バーンのジャイアントスキー場に着く
山麓のジャイアントスキー場側にあるゴンドラ乗り場

では次に、2020年12月に志賀高原マウンテンリゾートの中央エリアに新設された〈志賀高原リゾートゴンドラ〉について触れていきます。このゴンドラはスキー場として国内初となる3連結ゴンドラで、現在もほかの冬季営業のスキー場では見かけない、ここにしかないゴンドラです。また、このゴンドラは中央エリアの蓮池にある「志賀高原 山の駅」から「ジャイアントスキー場」へと下っていくのが特徴。長さも400mほどでゴンドラとしては短めです。しかし、車やバスで蓮池からジャイアントスキー場に移動するとなると、山道をぐるっと回らなければいけません。〈志賀高原リゾートゴンドラ〉を利用すれば簡単に移動できるようになるので、今後は便利な「ハブ施設」として活用度が高まっていきそうです。

滑るのに必要な準備がすべて整う便利な「志賀高原山の駅」
レンタルショップ「アルピナスポーツ」は上級者も満足できるハイグレードモデルもレンタル可能
「山のキッチン」では志賀高原の眺望を大胆に取り入れ、山々の絶景を楽しみながら食事が楽しめます
昔のロープウェイ乗り場は雪山&スキー場の映え写真が狙えるスポット

志賀高原リゾートゴンドラの乗り場の横にある「志賀高原山の駅」は、昔のロープウェイ乗り場だった建物をリノベーションしたもの。2011年までは、ここから発哺温泉を繋ぐロープウェイが架かっており、志賀高原の玄関口のひとつとして賑わっていました。ロープウェイが撤去されたことで残った建物を有効利用しようと、内部を改装し、売店や食堂、レンタルショップをオープンさせたのが現在の山の駅です。滑る前に用具のレンタルを済ませてロッカールームに荷物を預け、そのままゴンドラでスキー場に向かえ、滑り終わった後は売店でおみやげの買い物。500台の駐車場も完備し、長電バスの停留所もあるのでまさに志賀高原の玄関口として理想的な環境です。また、山の駅の建物の中には、以前運行していた40人乗りロープウェイの乗り場と、ロープウェイ搬器がそのまま残されています。ホームから見える志賀高原の雪山は映えるフォトポットとして人気を集めています。

写真提供:志賀高原リゾート開発(株)

DATA

【リゾートゴンドラ&ジャイアントスキー場】
所在地:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏
TEL:0269-34-2524(冬季のみ)
URL:ジャイアントスキー場
営業期間:2022年12月下旬~2023年4月2日
営業期間:ジャイアントペアリフト8:30~16:30、リゾートゴンドラ8:30~16:40*天候等の状況により運行時間が変更される場合があります
リフト1日券:中央エリアスキー場 大人5,500円、小学生以下2,700円/志賀高原全山共通 大人6,500円、中高生・シニア5,600円、子ども3,200円

【志賀高原山の駅】
所在地:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏7148
TEL:0269-34-2621(レストラン・売店ほか)
URL:志賀高原山の駅

〈東館山ゴンドラ〉も2016年に半期が変更され大きくなった!

山麓から山頂にぐんぐん上がっていく〈東館山ゴンドラ〉
ゴンドラを利用して縦に長い東館山スキー場のコースを大滑走
以前のたまご型のフォルムから搬器の中が広くなった現在のゴンドラ

志賀高原マウンテンリゾートの中央エリアでは、2016-2017シーズンに「東館山スキー場」に架かる〈東館山ゴンドラ〉が新しい搬器に変わっています。標高1,500mの発哺山麓駅から標高2,000mの東館山山頂駅を約7分で結ぶゴンドラで、以前の搬器は黄色いたまご型のフォルムが特徴でした。それが現在は大きなゴンドラに入れ替えられており、カラーも緑色に変更されています。乗車人数は以前と同じ4名なのですが、搬器の内部が広くなった分、同じ人数でもゆったり過ごせる空間です。また、蓮池からジャイアントスキー場を結ぶ志賀高原リゾートゴンドラ、ブナ平ゴンドラ、そして〈東館山ゴンドラ〉の3本のゴンドラを乗り継げば、東館山スキー場の山頂まで行くのがとても簡単。3つのゴンドラを乗り継ぐ「志賀高原ライン」を活用すれば、18ものスキー場が点在する志賀高原マウンテンリゾートの移動に大活躍してくれるでしょう。

写真提供:志賀高原リゾート開発(株)

DATA

【東館山スキー場】
所在地:長野県下高井郡山ノ内町平穏7149
TEL:0269-34-2231
URL:東館山スキー場
営業期間:2022年12月下旬~2023年4月2日
営業時間:東館山ゴンドラリフト8:40~16:10*天候等の状況により運行時間が変更される場合があります
スキー場リフト1日券:中央エリアスキー場 大人5,500円、小学生以下2,00円/志賀高原全山共通 大人6,500円、中高生・シニア5,600円、子ども3,200円

「HAKUBA VALLEY」では10スキー場を1枚のパスで滑れる〈全スキー場共通リフト券〉

ICカードの全スキー場共通リフト券©️Wataru Sugimura

大町市・白馬村・小谷村の3つの市村に10スキー場が点在する「Hakuba Valley(ハクバ バレー)」は国内有数のビッグスノーリゾートです。エリア内にある10のスキー場は、「爺ガ岳スキー場」、「鹿島槍スキー場 ファミリーパーク」、「White Resort 白馬さのさか」、「エイブル白馬五竜スキー場」、「Hakuba47 WinterSportsPark 」、「白馬八方尾根スキー場」、「白馬岩岳スノーフィールド」、「つがいけマウンテンリゾート」、「白馬乗鞍温泉スキー場」、「白馬コルチナスキー場」。これらのスキー場すべてを1枚のパスで滑走できるのが〈全スキー場共通リフト券〉です。また、「HAKUBAVALLEY」エリア内には各スキー場を結ぶシャトルバス(有料)が運行しており、このチケットがあれば(有効期間内)無料で乗車できるようになります(ナイタースキーとナイトシャトルバスは利用不可)。使用開始日当日のみ有効の1日券から、使用開始日から16日間有効の「10日券」まであります。さらには、ワンシーズン、10スキー場を滑りつくせる「全山共通シーズンパス」の販売もあります。
また、「Hakuba Valley」では、使用済みのICカードリフト券にチャージをして再度利用することができます。チャージを済ませたら、利用当日、そのままリフト乗り場に直行可能です。これから、何度も「HAKUBAVALLEY」に滑りに行く方にぴったりです。

DATA

【HAKUBA VALLEY】
URL:HAKUBA VALLEY

チケット売り場に寄らずにリフト券をゲットできる自動販売機〈SKIOSK(エスキオスク)〉

白馬八方尾根スキー場、咲花ゲレンデにある〈SKIOSK〉©️Wataru Sugimura
白馬八方尾根スキー場、スキースクール&スノーボードスクール・名木山校内の〈SKIOSK〉©️Wataru Sugimura

ハイシーズンなどにスキー場のチケット売り場が混雑すると、リフト券を購入するのに時間がかかってしまいます。それが近年、Webサイトからリフト券が購入できるスキー場が増えており、現地でリフト券を購入する手間や時間を減らせるようになってきています。加えて、リフト券の受け取り方法がさらに進化した〈SKIOSK(エスキオスク)〉を導入するスキー場が出てきました。〈SKIOSK〉とは、リフト券の自動券売機のこと。手順としては、まず〈SKIOSK〉を導入している各スキー場のWebサイトからリフト券を購入します。するとQRコードが届くので、そのQRコードをスキー場に設置されている自動券売機にかざせばリフト券が発券されます。注文も受け取りも簡単な〈SKIOSK〉は、白馬エリアや志賀高原マウンテンリゾートなどのスキー場で導入が進んでいます。

今シーズン“ハクノリ”に〈山岳観光リフト〉が登場! 白馬乗鞍温泉スキー場の新設リフトに注目

アルプス第5ペアリフトの乗り場©️Wataru Sugimura
南隣の「つがいけマウンテンリゾート」が見えるリフト上からの眺め。奥には白馬村の谷間が延びています©️Wataru Sugimura
リフトを降りた先が「若栗の頭」。晴れた日には展望に期待ができそう。写真は当コースオープン前、北アルプス北部遭対協の訓練時の一コマ©️Wataru Sugimura

白馬乗鞍温泉スキー場にリフトが新設され、2022-2023シーズンの冬から稼働を開始します。乗り場は「若栗中央ゲレンデ」のアルプス第5ペアリフトを降りた先、その名は〈アルプス第11ペアリフト〉です。リフトの延長は約1,200mで、「若栗の頭」と呼ばれる標高約1,600mの小ピークまで一気に運んでくれます。リフトは想像以上に長く、見通しのいい尾根上を進むリフトからの眺めがすばらしい。小谷村から白馬村にかけての眺望は、これぞ“HAKUBA VALLEY”という壮大さ。下り線の乗車も可能で、下りは特に高度感があり、空中散歩が楽しめます。
このリフトは山岳観光リフトとして夏山観光・登山を目的とした輸送用のもの。降りた先はスキー場のエリア外で、完全に山の中になり、一般のゲレンデ滑走用のリフトではありません。冬季は観光リフトとして運行しており、スキーやスノーボードなどの滑走用具は乗り場に置いて乗車します。また、スノーシューやバックカントリー目的で利用する場合は、必要な装備と申請書の提出が必要です。

DATA

【白馬乗鞍温泉スキー場】
所在地:長野県北安曇郡小谷村白馬乗鞍高原1285-1
TEL:0261-82-2821
URL:白馬乗鞍温泉スキー場
営業期間:2022年12月17日~2023年4月2日
営業時間:8:30~16:00*天候の状況により運行時間が変更となる場合があります
リフト1日券:大人5,000円、小学生3,500円、シニア(60歳以上)4,500円

取材・文:栗山 ちほ

<著者プロフィール>
栗山 ちほ(Chiho Kuriyama)
ライター&エディター。長野県出身。八ヶ岳山麓育ち。幼少から自然と親しみ、夏は登山、冬やスキーやスノーボードと、通年アウトドアを楽しんでいる。

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