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【PR】高原の涼しい風に誘われて。絶景ハイキングやペットとピクニック、満天の星を楽しむ白馬八方の夏

北アルプスの北側、白馬連峰の麓にある「八方アルペンライン」。標高770mの山麓から、1,830mの八方池山荘までをつなぐゴンドラとリフトの総称で、北アルプスの展望台への身近なアプローチとして多くの人に親しまれています。
2024年からは、麓から最初に乗車する八方ゴンドラリフト「アダム」にペット(犬・猫)も一緒に乗車できるようになり、より多くの体験が叶うようになりました。愛犬と一緒にピクニック、高山植物の宝庫・八方池までのハイキング、その他各種イベントの開催など、夏の白馬八方尾根の魅力をご紹介します。

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八方池までのトレッキングルートは高山植物の宝庫

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麓からゴンドラとリフト2本を乗り継ぎ、「八方池山荘」から1時間でアクセスできる「八方池」

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7月上旬の取材時はまだ残雪あり。気温や天候の変化に対応できる装備を用意したい

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登りはじめから多く目にする蛇紋岩(じゃもんがん)。豊富な高山植物が見られるのはこの特殊な地質のおかげだが、滑りやすいので注意を

八方ゴンドラリフトの終着駅「うさぎ平」からリフトに乗って到着する「黒菱平(くろびしだいら)」から「八方池」へと続くルートは、中部山岳国立公園に指定されるエリアです。道中は日本百名山の山々が見渡せる絶景スポットがいくつもあり、運が良いと富士山が見えることもあるそう。さらに300種を越える高山植物が自生している貴重な場所でもあります。リフト乗り場で販売されている「花のマップ」を片手に八方池まで、往復2時間半ほどのハイキングコースを進みます。

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取材日は雲海が出現。風は涼しいが日差しは強い。目の保護にサングラスがあると安心

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黒菱平の鎌池湿原で見られるニッコウキスゲ(6月末〜7月上旬)。間に咲く背の高い白い花はコバイケイソウ

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ふわっとしたピンクや白の花を咲かせるシモツケソウの仲間。うさぎ平でも見ることができる

まずは尾根づたいに真っ直ぐ登る「右回りコース」を使って最短距離で八方池へ。ゴツゴツした岩の隙間に可愛らしい花がいくつも見られます。紫色の「イブキジャコウソウ」は、近づくとほんのり紫蘇のような、ジャコウの香りがする花。見つけやすいので初心者にもおすすめです。道の脇には草地があり、黄色や白の「ハナニガナ」やオレンジ色で大きめの花を咲かせる「クルマユリ」なども咲いていました。

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岩場に咲いていたイブキジャコウソウ。背は高くなく、足元に地面を這うように咲く小さな可愛らしい花だ

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木道や登山道には小さな立て看板がある。似た花でも名前はまったく違ったり、よく見てみると楽しい発見がたくさん

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八方の花として紹介されるひとつ「ユキワリソウ」。春の訪れを告げる花として知られ、淡いグラデーションが綺麗

八方池の近くでは、砂礫地で見られる「チシマギキョウ」や、雪の近くの湿った草原に見られる多年草「ショウジョウバカマ」などの花を発見しました。いずれも小さな花ですが、カラフルなので見つけやすく、図鑑を片手に散策したり写真を撮ったり、子どもと一緒なら夏休みの自由研究にも向いているかもしれません。花のそばに立て看板と簡単な説明書きがあるものもありますが、そうでないと判別が難しいのが高山植物。周囲の環境や葉の様子など、じっくり観察してみてください。

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八方池のほとりで見つけた薄紫の「テガタチドリ」と黄色の「コカラマツ」

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帰りに選んだ木道ルート。緩やかな階段沿いに、さまざまな花や蝶が見られる

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木道ルートの途中、道の脇の岩の間で見つけたモウセンゴケ。粘液で虫を捕らえる食虫植物だ

特徴を掴んで見つけたい「ハッポウ」の名が付く固有種4選

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登山道と木道の途中で見られるハッポウウスユキソウ

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木道ルートの途中には看板もあり、見つけやすいのが嬉しい

八方尾根には、このエリアの固有種として紹介される植物が4つあります。取材時に見つけられたのは、6月から7月にかけて咲く「ハッポウ ウスユキソウ」。うっすら雪をかぶったようなモフッとした見た目が特徴です。茎の上部に付いた葉が白い綿毛に覆われていて、それが花のようにも雪のようにも見えますが、実は中心の黄色い丸い部分が花。葉が斜め上に伸びているので、上から見ると星のような形にも見えました。蛇紋岩で構成された地質の影響で、全体的に小型な形をしているのが固有種の特徴です。

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八方池の近くで見られるハッポウワレモコウ

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こちらはおそらく普通のワレモコウ。慣れるまでは見分けるのも難しいが、それが楽しみでもある

小さな花が密集し、上から下へと花開いていくワレモコウ。7月から9月にかけて花が咲きます。ハッポウワレモコウと普通のワレモコウとの違いは、花から3〜5cmのおしべが飛び出していることと、背丈が50cmから100cmと高いこと。カライトソウとワレモコウの交雑種だと考えられていて、八方池の北側ベンチ付近や黒菱平で見ることができます。

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スラリと伸びた茎に華やかな紅むらさき色の花が咲くハッポウアザミ

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取材時に見つけた開きかけのアザミ。断定は難しいが、花以外、周囲の環境なども含めて観察したい

ハッポウアザミは、蛇紋岩の草地に咲くアザミ。花を下向きに咲かせる多年草で、紅むらさき色の大きめの花が特徴です。茎の高さは40cmから70cmほど、8月から10月にかけて花が咲くので、長く楽しめるのも嬉しいところです。棘はしっかり痛いので、注意して観察してみてください。

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高山型のタカネセンブリの一種、ハッポウタカネセンブリ

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なかには花弁に斑点模様のないものもあるそう

蛇紋岩の影響を受けて生まれたタカネセンブリの変種で、八方尾根周辺に分布しています。咲くのは淡紫色で濃い紫の斑点がある可愛いらしい花で、大きさは7mmから10mmほど。葉の大きさも2から3㎝と小さめで柄がないのも特徴です。7月から8月にかけて、八方池の東側付近で見られるので探してみてはいかがでしょう。

ペットと一緒に行く「うさぎ平」までのゴンドラ旅

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八方ゴンドラリフト「アダム」のチケット売り場。搭乗料は1頭につき往復700円

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リードはなるべく短めに持ってゴンドラへ。係の方も気を配ってくれ、スムーズに乗車できる

八方ゴンドラリフトのチケット売り場で乗車代を支払ったら、ゴンドラ乗り場へ。ペット連れでも一般の観光客や登山客と同じ場所から乗り込むので、リードやハーネスの着用が必須です。同伴可能なのは犬及び猫で、注意事項上はケージを用意する必要までありませんが、心配な場合は持ち込みの確認をしても良いかもしれません。また同乗は狂犬病の予防接種や混合ワクチンの接種など基本的なケアがされている子に限るので、その辺りも確認が必要です。

景色を見たり写真を撮ったりしていたらあっという間に到着してしまうので、荷物はなるべくコンパクトに、動きやすくしておくのがおすすめです。降車後は係の方がコロコロをかけて毛を取ってくれていましたが、粗相をしてしまった場合に対応できるペットシーツや除菌シート、マナー袋等は用意しておくと安心です。

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6人乗りのゴンドラは、乗車時間は8分ほどで標高1,400mの山頂駅「うさぎ平」に到着。眺望の良いオークリーテラスはペットと一緒に立ち寄りたいビューポイント

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「ペット同伴OK」の立て看板が立ち入っていい場所の目印

山頂駅のある「うさぎ平」は、白馬村の街並みを見下ろしながら「八ヶ岳」や「浅間山」を一望でき、晴れていれば白馬三山なども望める雄大なロケーションが魅力です。真夏でも風が涼やかで、愛犬たちも気持ちよさそうにお散歩。アスファルトではないので照り返しが暑すぎないのも嬉しいところです。

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のんびりくつろげるおすすめの屋外デッキ。見晴らしがよく、白馬村の景色も楽しめる

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ペット用にもおやつがあると一緒に楽しめそう

お弁当を持参したり、八方アルペンラインの往復乗車券と地元産食材を使ったランチボックス・プライベートデッキの貸し切り利用がセットになった「Private Deck Reserve Plan」を予約したり。希望に合わせてさまざまな過ごし方ができるので、滞在時間やペットの性格に合わせて検討してみると良いでしょう。

天体ショーや音楽フェスティバルなど新たな企画も続々!

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絶景と植物、美味しいものに加え、八方尾根では村全体を巻き込んだ新たな取り組みを行っています。
まず1つ目が8月から9月にかけて開催されるナイトゴンドラ特別運行「天空の天体ショー」です。毎年恒例となりつつあるこちらのイベントは、参加者だけが乗車できる特別なナイトゴンドラに乗って行く星空の観察会。街の明かりから離れたうさぎ平でみる星空、特にくっきり浮かび上がる天の川は圧巻です。当日はベテランガイドに季節の星座の観察方法を教えてもらえるほか、1グループに一台KENKO社双眼鏡の貸出しや、天体望遠鏡の設置もあり。白馬村、小谷村、大町市在住の方には地元割引も適用されるので、夏のとっておきの体験として、ぜひチェックしてみてください。

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もうひとつは、今年初開催となる「HAKUBA MOUNTAIN Festival 2025」。9月の週末2日間を使って開催される音楽イベントで、会場は白馬ジャンプ競技場を中心に白馬村内3か所。「村全体をゆったり周遊しながら楽しんでほしい」との思いから、白馬八方尾根では、ゴンドラの乗り放題の料金がチケット代に含まれます。チケットが必要になるのは中学生以上で、保護者1名につきお子様は1名無料。こちらも天体ショー同様に地元割りを設けるなど、子連れや地域に嬉しいポイントが盛りだくさんの企画です。

出演アーティストは6月に先行発表された平井大とPhony Pplに加え、バンド、シンガーソングライター、心地よいグルーヴで体を揺らすDJまで、国内外からさまざまなジャンルが集結。「まだこれから発表を控えている人たちも!」とのことなので、公式ページにて続報をお待ちください。

【出演アーティスト】※7月17日時点
〇2025年9月20日(土)
Alfie Templeman[UK]
NAOKI SERIZAWA [JPN]
SAMO [JPN]
Sisi [JPN]
YAMARCHY [JPN] and more

〇2025年9月21日(日)
平井大 [JPN]
Phony Ppl [USA]
Captain Vinyl [JPN]
DJ KOCO aka SHIMOKITA [JPN]
Jon Sa Trinxa [ESP]
Kan Sano [JPN]
Lavt [JPN]
矢部ユウナ [JPN] and more

【Information】

八方アルペンライン
住所:長野県北安曇郡白馬村八方4258
営業期間:6月上旬~11月上旬
詳細・お問い合わせ:https://www.happo-one.jp/trekking/alpenline/
ペットとの滞在について:https://www.happo-one.jp/news-green/32457/

ナイトゴンドラ特別運行「天空の天体ショー」
開催期間:8月1日(金)~17日(日)・23日(土)・9月13日(土)・14日(日)
時間:19:00-21:00
詳細・お申し込み:https://www.happo-one.jp/event-green/29399/

HAKUBA Mountain Festival 2025
日時:
9月20日(土) 開場・開演 11:00 / 終演 21:00
9月21日(日) 開場・開演 9:00 / 終演 19:00
会場:白馬ジャンプ競技場/白馬八方尾根うさぎ平/スノーピークランドステーション白馬
特設HP:https://hakuba-mt-fes.com/
チケット:https://l-tike.com/hakuba_mtfes2025/
(1日券10,500円 ※ゴンドラ1日乗り放題付/2日券19,000円 ※ゴンドラ2日乗り放題付)

 

撮影:杉村 航 取材・文:間藤 まりの

 

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