エリアガイド須坂市

須坂市

江戸から明治にかけて建てられた蔵が多く残る「蔵の町・須坂」
当時の面影が色濃く残るまちを巡ってみませんか?
動物園や花の名所、グルメなど子どもから大人まで楽しめるスポットも満載です。

江戸~明治時代の面影残る
蔵の町・須坂

江戸時代に須坂藩・堀氏の陣屋町として栄え、また街道が交差する場としてさまざまな商取引が行われた須坂市。明治時代に入ると近代製糸業で隆盛を極め、豪商が次々と誕生しました。そんな須坂市には、当時の繁栄をしのばせる土蔵の商家やまゆ蔵がいくつも残り、蔵の町並みが広がっています。
現存する蔵のほとんどは江戸時代末期から明治時代に建てられたもの。現在は博物館や美術館、観光案内所などに姿を変え、大切に保存・活用されていますので巡ってみましょう。各施設へは徒歩で移動できます。
街歩きの拠点は、長野電鉄「須坂駅」から徒歩10分ほどの場所にある「蔵のまち観光交流センター」がおすすめ。明治中期に建築された建物で、製糸業隆盛時にはまゆ蔵として使用されていた近代化産業遺産です。観光案内所と休憩所を兼ね備え、お土産の販売やレンタサイクル(有料)の貸し出しも行っています。

まゆ蔵として使用されていた「蔵のまち観光交流センター」。現存する3階建ての蔵は市内に数少なく、歴史的にも貴重な建物です ©須坂市観光協会

旧製糸家の家々が立ち並ぶ「中央通り」。蔵を生かした商店や美術館・博物館などが集まっています ©須坂市観光協会

日本画家・岡信孝氏から寄贈された着物や大正ガラスなどの古民芸コレクション約2,000点が展示されている「須坂クラシック美術館」。須坂藩御用達の呉服商・牧新七により明治時代初期に建てられた屋敷を利用しています ©須坂市観光協会

北信濃屈指の豪商といわれた田中本家の屋敷や所蔵品が展示される「豪商の館 田中本家博物館」。敷地面積は3,000坪に及び土蔵造り平屋建ての建物を20棟の蔵が囲んでいます ©須坂市観光協会

豪商として栄えた小田切家が明治に再建した「旧小田切家住宅」。建物見学のほか、企画展やワークショップなどが開催されています。ゆっくりとくつろげるカフェもあります ©須坂市観光協会

お花見、動物園、果物狩り、グルメ…
子どもと一緒に楽しめるスポット満載

須坂市には公園や動物園、美術館・博物館が多く、親子で楽しめるスポットが豊富にあります。
「日本さくら名所100選」に選ばれている「臥竜公園」では、例年4月中旬から下旬にかけて約600本の桜が咲き誇ります。一周約800mの池の周りを散策するのもおすすめ。満開の頃にはライトアップもされます。園内では名物「真っ黒おでん」を味わえるお店が数軒あり、持ち帰りも可。公園内を散策しながらお花見を楽しみましょう。
臥竜公園には「須坂市動物園」が併設され、約50種250点の動物が展示されています。大型遊具のある遊園地もあるため、一日中楽しめるスポットです。

さくら名所100選に選ばれている臥竜公園の桜並木 ©須坂市観光協会

一周800mの池のまわりに約160本の桜が植えられています ©須坂市観光協会

須坂市動物園では、毎年冬に“カピバラ温泉”が登場し、お風呂に浸かるカピバラの姿を見ようと多くの人が訪れます ©須坂市観光協会

臥竜公園名物の「真っ黒おでん」。しょうゆベースのつゆで数日煮込むと写真のような真っ黒になります ©GoNAGANOアーカイブ記事

「世界の民俗人形博物館」「須坂版画美術館・平塚運一版画美術館」「歴史的建物園」の3施設が集まった「須坂アートパーク」では、例年1月中旬~4月まで「三十段飾り 千体の雛祭り」が開催されます。高さ約6m・30段のひな壇に1000体のひな人形が並ぶ様子は圧巻です。江戸時代から平成までさまざまな年代のひな人形を見ることができ、中には非常に貴重な物も。期間中は3施設で合計約6,000体のひな人形が展示されます。

迫力満点の30段ひな飾り ©須坂市観光協会

ひな飾りは須坂アートパーク内のいずれの施設でも見ることができます(写真は歴史的建物園に展示されているもの) ©須坂市観光協会

「須坂アートパーク」は“恋人の聖地”にも認定されています ©須坂市観光協会

農業生産額の約80%を果物が占める須坂市。雨が少なく日照時間が長いという果樹栽培に適した気候条件がそろい、全国でも有数のフルーツ産地です。
そんな須坂市産の果物を存分に味わうなら果物狩りがおすすめ。果物狩りを楽しめる農園が豊富にあり、収穫の楽しさも体験できる子ども連れに人気のアクティビティです。
須坂市内には和菓子店や洋菓子店が約30店舗あり、近年では須坂市産の果物をふんだんに使った“フルーツスイーツ”を味わえるお店も増えています。

果物の名産地・須坂ではさまざまな果物狩りを楽しむことができます ©須坂市観光協会

須坂市産の果物をふんだんに使った“フルーツスイーツ” ©須坂市観光協会

須坂に訪れたらぜひ味わいたいのがご当地グルメ「みそすき丼」。須坂みそと伝統野菜の村山早生ごぼうを使ったすき焼きをご飯の上に乗せた料理です。ご飯が進む甘辛い味付けで子どもにも人気の一品。明治から大正時代、製糸工場主が生糸の買い付けに訪れた生糸商人をもてなす際にふるまった料理が元になっています。

須坂のご当地グルメ「みそすき丼」。市内にはみそすき丼が味わえる飲食店が数店舗あります ©須坂市観光協会

須坂市郊外に広がる大自然は“遊びの宝庫”

須坂長野インターチェンジから車で30分ほどの場所には「峰の原高原」が広がっています。北アルプスなどの山々を望む標高1,500mの高原で、真夏の平均気温は19.6℃と避暑地としても人気。キャンプや登山・トレッキング、各種スポーツを楽しむ人でにぎわいます。キャンプ初心者や特別なキャンプギアを持っていない人でも安心のグランピングも楽しめます。個性豊かな約40軒のペンションが立ち並び、趣向を凝らしたおもてなしを受けながら充実した高原ステイも可。冬にはスキー場がオープンし、高原リゾートを一年中満喫できます。

標高1,500mに広がる峰の原高原。ゴルフ場やテニスコート、クロスカントリーコースなどさまざまなスポーツ施設が整備され、アスリートも多く訪れます ©須坂市観光協会

絶景を前に手ぶらキャンプやグランピングも楽しめます ©REWILD ZEKKEI GLAMPING RESORT

スキー場ではバラエティ豊かな10のコースが楽しめます。30種以上のアクティビティが体験できるキッズパークがファミリーに人気 ©須坂市観光協会

「五味池破風高原」には長野県最大級のレンゲツツジ群生地があります。例年6月中旬~下旬に約100万株が咲き誇る光景は壮観。遊歩道が整備されているため比較的歩きやすく、北アルプスや北信五岳、善光寺平への眺望を楽しみながら散策できます。9月上旬からはエゾリンドウの見頃、10月上旬ごろから紅葉と続きます。

北アルプスの山々や善光寺平を一望できる「五味池破風高原」。絶景スポットとして多くのカメラマンも訪れます ©須坂市観光協会

五味池破風高原の五味池とは、大池、苦池、西五味池、よし河原池、東五味池(消滅)の総称 ©須坂市観光協会

須坂駅から東へ約1.5km地点にある里山「坂田山 共生の森」は、遊歩道などが整備され、プチトレッキングにおすすめ。展望台からは市街地や北アルプスなどの山並みを一望でき、春には枝垂れ桜が咲き誇ります。近年は、大人気アニメのワンシーンに登場する大岩にそっくりな「竜の割石」を見に訪れる人も少なくありません。
その他、花の名所でもある「豊丘ダム」や“日本の滝百選”にも選ばれている「米子大瀑布」(※)など、大自然を満喫できるスポットが満載です。
(※)現在、米子大瀑布へのアクセス道路は災害の影響により全面通行止めになっております。

展望抜群の坂田山。遠く、北信五岳や北アルプスが一望できます ©須坂市観光協会

人気アニメの主人公が真っ二つに斬った大岩にそっくり!と話題の竜の割石 ©須坂市観光協会

豊丘ダムのダム湖は「昇竜湖」とも呼ばれ、桜やツツジなどの季節の草花や秋には見事な紅葉を眺めることができます ©須坂市観光協会

“日本の滝百選”にも選定されている米子大瀑布 ※現在アクセス道路は通行止めとなっております ©GoNAGANOアーカイブ記事

写真提供・協力:須坂市観光協会

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