【長野で観光】この春注目!
新規オープン施設&イベント情報
暖かくなり、春はお出かけが楽しみになる季節。今回は、長野県内でこの春に新規オープンする注目の観光スポットやイベントについてご紹介します。
更新日:2021/07/20

装いも名前も一新!
「長野県立美術館」
長野市
改装工事のために休館している「長野県信濃美術館」が、「長野県立美術館」に名前を変え2021年4月10日(土)に開館します。地下1階から地上3階の延べ1万平米にスペースを拡充し、これまでなかった常設展示室が開設。名前だけでなく、装いも一新されます。

長野県立美術館は本館と東山魁夷館からなる県内唯一の県立美術館。隣接する善光寺から城山公園、美術館までなだらかにつながり行き来できる場所に建つ美術館です。4つの展示室では「人と自然」を基本テーマに収集・展示が予定されています。オープンギャラリーや交流スペース、レストラン、ミュージアムショップなどは無料で入場することができます。
開館後はさまざまな企画が予定され、長野県立美術館をより深く知ることができる展示「長野県立美術館メイキングドキュメント つながる美術館 宮崎浩とランドスケープ・ミュージアム」や講演会などの開館記念イベントも各種予定されています。
長野県立美術館が建つ城山公園は長野市きっての桜の名所。お花見や街歩きなどと併せて楽しむのもおすすめです。
一棟貸し古民家宿泊施設
「ヤマウラステイ」グランドオープン
茅野市
「ヤマウラステイ」は、ちの観光まちづくり推進機構が管理・運営する1棟貸しの古民家宿泊施設。2020年10月にプレオープンし、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため年始から受付を停止していましたが、4月28日(水)宿泊分からグランドオープンします。
日本文化研究・古民家改修の第一人者として知られるアレックス・カー氏がプロデュースし、地域内で長い間眠っていた4つの空き家を改修したもので、古民家独特の風格を残しつつ現代の生活様式に合う快適さが加わっています。

オープンする4棟は、築110年ほどの「金渓(きんけい)」や養蚕が行われていた2階建ての「渋道(しぶみち)」などそれぞれ趣が異なります。宿泊定員は2名~6名で素泊まりが基本。食事については自炊や外食、ケータリングなど自由に選択することが可能です。

ヤマウラステイのグランドオープンにあわせ、地元住民とふれあう体験プログラム「ちの旅アクティビティ」も受付が再開されます。ブッシュクラフト体験や郷土食作り体験など13本の体験が用意され、ヤマウラステイの利用者だけでなく、体験のみの利用もできます。
※ヤマウラステイについての情報はコチラ
7年に一度の神事
「戸隠神社式年大祭」
長野市
7年目(丑年と未年)ごとに行われる戸隠神社最大のお祭りが「式年大祭」です。戸隠神社は奥社(本社)・九頭龍社・中社・火之御子社・宝光社の五社から成ります。式年大祭では、宝光社の神様が御父神である中社の神様のもとに渡御(とぎょ)され、父子の対話、奥社への御奉告の後、還御されるまで、さまざまな神事や催しが行われます。

令和初の戸隠神社式年大祭となり、「令和の岩戸開き」「清明(さやけ)」をテーマに2021年4月25日(日)~5月25日(火)まで斎行(さいこう)されます。期間中は、毎朝6時半から行われる「式年大祭特別朝拝」や戸隠神社に伝わる貴重な宝物が展示される「中社宝物館特別展」など様々な神事・行事が行われます。
<主な行事予定>
◆4月25日(日)執行奉告祭
◆5月 9日(日)渡御の儀(宝光社の神様が中社へお渡りになります)
◆5月15日(土)奥社奉告祭
◆5月23日(日)還御の儀(宝光社の神様がお還りになります)
◆5月25日(火)終了奉告祭

さらに、式年大祭の斎行にあわせ、スマートフォン一つで検索・決済・移動できる観光サービスのデジタル施策「まるっと戸隠」が実施されます。スマホから「まるっと戸隠」サービスサイトにログインすると、長野から戸隠エリア・善光寺エリア・松代エリアのバスの交通電子チケットをお得に購入できたり、約50カ所の観光スポットの情報を検索することができます。
※「まるっと戸隠」の詳細はコチラ
<そのほか予定されている主なイベント>
〇戸隠・善光寺・松代 御朱印めぐり企画「神と仏と武士」
戸隠神社と善光寺、松代エリアの9カ所の寺社を巡る御朱印巡り。専用御朱印帳と共通印を押印した御朱印が頒布されます。
〇定期観光バス「善光寺と戸隠神社式年大祭号」の運行
JR長野駅直結のホテルメトロポリタン長野を出発し、善光寺、戸隠神社、松代エリアをめぐる定期観光バスが運行されます。
※御朱印巡りと定期観光バス運行についての情報は、ながの観光コンベンションビューローでご確認ください。
記念きっぷも発売!
上田電鉄「別所線」全線開通
上田市
上田電鉄「別所線」は、長野県上田市の上田駅から別所温泉駅までを結ぶローカル線。合計15駅、11.6kmを走る短い路線ですが、沿線は豊かな自然に包まれ、車窓から田園風景を眺めながら列車旅ができます。別所線のシンボルといえば、上田駅~坂下駅間の千曲川に架かる“赤い鉄橋(千曲川橋梁)”。2019年10月の「令和元年東日本台風」の影響で崩落しましたが、復旧工事が進み3月28日(日)に全線開通の予定です。

別所線全線開通を記念して、上田駅鉄道事業者3社合同(東日本旅客鉄道株式会社・しなの鉄道株式会社・上田電鉄株式会社)で台紙付きの記念きっぷが発売されます。
各鉄道会社で発売時期・内容は異なりますが、上田電鉄発売分については上田駅入場券(大人)1枚、上田駅~別所温泉駅までの大人普通券1枚、記念台紙(A6サイズ)がセットになっています。
上田駅は、別所線のほか北陸新幹線やしなの鉄道線が乗り入れ、長野観光の拠点にも便利です。別所温泉は長野県最古の温泉地といわれ、「信州の鎌倉」とも呼ばれるほど多くの神仏が住む温泉地。日帰り入浴施設や足湯などもあります。

別所線全線開通記念きっぷ(上田電鉄発売分)の詳細はコチラ
※別所線全線開通記念きっぷの内容は鉄道会社各社で異なります。詳細は各鉄道会社にお問い合わせください。
まとめ
今回は、長野県内でこの春に注目されている新オープンの観光スポットやイベント情報をまとめてご紹介しました。春はお出かけが楽しくなる季節。長野県へ訪れる際の参考にしてみてください。
※オープン日やコンテンツの内容等は変更になる場合があります。詳細は各施設へお問い合わせください。