ピカピカの雪上車で山頂へ

ツアーの集合場所であるスキーセンター「あかり」。本日ガイドをしていただく倉持太一さんから、スケジュールや見どころについてブリーフィング。

このナイトツアーは倉持さんが企画をされたとのことですが、実は倉持さん、過去にはスキーブームの火付け役となった映画「私をスキーに連れてって」の企画製作をされた実績の持ち主。う～ん、期待が膨らみます。

「あかり」からバスで少し移動し、第2スカイトリプルリフト前に到着。そこで待っていたのは、真新しいピカピカの雪上車。くぅ～、かっこいい！ドイツ製のピステンブーリーという圧雪車で、今年購入したばかりとのこと。オプションのキャビンを付けると3,000万円以上すると言うことですから、そんじょそこらの高級車より全然高級です。

キャビンに搭乗したら、いよいよ冒険に出発です。雪上車はどんな乗り心地かしらと期待していると・・・ガコンッ！ガタガタガタガタガタガタ。結構、揺れは激しいんですね。そりゃそうですよね。足元はタイヤではなくキャタピラーだし、そもそも舗装された道路ではなく、雪の上を走っているんですから。このワイルドさが、また冒険っぽくて良いなと思っていると、雪上車がゲレンデを登り始め、どんどん車体が傾いていき、あっという間に何かに捕まっていないと体勢が維持できないように。ゲレンデって、初心者コースでもこんなに傾いていたんですね。雪上車の揺れが子どもには心地良いらしく、今回一緒に参加したお子さんふたりともグッスリ。

車窓を楽しみながら、30分ほど雪上車に揺られていると2307m、スキー場としては日本一標高が高い横手山頂に到着。まずは横手山頂展望台の満天ビューテラスへ。ここは普段この時間には開いていないので、この時間に入れるのはナイトツアー参加者だけ。夕暮れ時の山頂からの絶景を思う存分楽しめます。今日は生憎の曇り空でしたが、晴れた日には富士山や佐渡島が見えるとのこと。

すぐ近くには人気のフォトスポットの「幸せの鐘」もあり、ゆっくり写真を撮ることができます。

いよいよスノーモンスター探しに

あたりが暗闇に包まれはじめたら、いよいよメインイベントのスノーモンスター探しに出発です。配られた高性能ヘッドライトが、雪の森を照らし出し、冒険感がハンパない。気合いを入れて歩き出したと思ったら、「はい、到着でーす」の一言。結構近いんすね。少し残念な気持ちになりつつ、倉持さんが指差す方を見ると、出たー！

正直、たかが樹氷と侮ってました。昼間に滑った時に観た景色なはずなのに、暗闇に照らし出されるだけで、こんなにも迫力が違うなんて。なめてて、ごめんなさい。倉持さんのお話では、これでも例年の同時期と比べると雪の付き方が少なくて、少しスリムなモンスターとのこと。ピークの状態を想像すると、本当にモンスターに遭遇したと勘違いするかもしれないですね。

写真を撮ったり、雪に埋まってみたり、イチャついてみたり、思い思いに楽しんだ後に、スノーモンスターの前で参加者全員で記念撮影。

再び雪上車に乗って少し移動し、別のスポットに。ここは、両サイドにスノーモンスターが並ぶ通路みたいな雰囲気で、先ほどの場所よりも高い樹が多いので迫力満点。もう冒険感、マックスです。

冒険の後の癒されタイム

スノーモンスターの森を後にして、近くにある国道最高地点に立ち寄り記念撮影を楽しんだ後、長野県と群馬県の県境にまたがって存在する渋峠ホテルへ。温かいコーヒーと美味しい自家製パン、そして冷えた身体にとって最強の癒し系アイテム暖炉が、一行を迎えてくれました。この旅の収穫物の写真をお互いに見せ合ったり、倉持さんと話をしたりしながら、ゆったり過ごします。

行きと同じく雪上車とバスで麓まで降りて来たら、今回の冒険は終了です。この時期にここでしか観れない景色と、雪上車で夜の雪山に入るというワクワク感が、非日常を感じられるとても楽しいツアーでした。今シーズンは、毎週末スノーモンスターナイトツアーを開催するとのことですが、各回10名限定になりますので、ご興味ある方は早めの予約をオススメします。

更新日:2024/01/11

志賀高原 横手山・渋峠スキー場　スノーモンスター　ナイトツアー

開催時期	２月下旬頃まで（雪の状況により変動あり）。詳しくはお問い合わせください。
時間	16時～19時　※日没時刻や当日のコンディションにより変更になる場合がございます。
予約	予約・お問い合せフォーム https://yokoteyama2307.com/contact/
TEL	0269-34-2600

 

この体験・遊びをシェアする