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長野県は、フルーツ王国 そのおいしさの秘密と楽しみかた

長野県は四季を通してさまざまなフルーツが実ります。しかもとってもおいしい。
そのおいしさの秘密とは?そしてよりおいしく長野県のフルーツを楽しむためには?
フルーツ王国長野について、ご案内します。

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長野県はフルーツ王国

りんご、もも、なし、ぶどう、さくらんぼ、プルーン、いちご、あんず、すいか…。長野県では、挙げればきりがないほどたくさんのフルーツが栽培されています。南北212kmという広い面積や、地域によって標高差があることも、多品種の栽培につながっています。
種類の豊富さに加えて、生産量ではりんごやぶどう、もも、なしなどが全国屈指で長野県の果樹生産の主力です。りんごなどに比べて生産規模は小さくなるものの、巨峰やプルーン、かりん、くるみの生産量は全国一(2016年産)を誇ります。

オリジナル品種の開発や、品質の向上にも力を入れています。たとえばりんご。「秋映」「シナノスイート」「シナノゴールド」は「りんご3兄弟」の名前で親しまれる長野県生まれの品種です。「シナノピッコロ」や「シナノプッチ」といった、普通の半分ほどで気軽に丸かじりできるサイズのりんごも、食卓の需要に応じて開発されてきました。

「りんご3兄弟」。左から、秋映、シナノスイート、シナノゴールド

巨峰を改良した皮ごと食べられる種無しの「ナガノパープル」も、その凝縮された旨みと食べやすさで人気のフルーツです。

種がなくて食べやすいブドウ。
左が「ナガノパープル」、右が「シャインマスカット」

なしでは「サザンスイート」、あんずなら「信州サワー」と、オリジナル品種も枚挙にいとまがありません。それも長野県の果樹栽培に適した自然環境と、農家や技術者の高いスキルがあってこそ。こうしたすべてが、フルーツ王国長野を表しています。

なんでおいしい?
長野県のフルーツ
その秘密は日照時間と寒暖差

たくさんの量が生産されていても、そこに「おいしい」がなければフルーツ王国とは言えませんが、長野県のフルーツにはもちろん、「おいしい」があります。
なぜ長野県のフルーツはおいしいのか。その理由は大きくふたつあります。ひとつ目は、雨が少なくて日照時間が全国トップクラスに長いこと。フルーツのおいしさを育むのは、なんといっても太陽の光です。日中、存分に太陽を浴びて光合成をすることで、フルーツはたっぷりの養分を蓄えます。

日光をたくさん浴びたフルーツは栄養がたくさん

ふたつ目は昼夜の寒暖差。フルーツは、日中に光合成で蓄えた養分を使って夜間、呼吸をしています。夜の気温が高いと、呼吸に使うエネルギーが多くなり、低いと少なくなるのです。典型的な内陸性気候の長野県は、避暑地のイメージとは裏腹に真夏の昼間はぐんと気温が上がりますが、夜になるとうそのように涼しさがやってきます。つまり、木々は昼間に蓄えた養分を夜間、呼吸に使いすぎることなく十分に蓄えることができるのです。そうして甘さと栄養とが詰まったフルーツとなるのです。

 

フルーツは太りやすい?
そんなことはありません!

そんな長野県の〝あまーい〟フルーツ。「太るのでは…?」と心配する声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。果物の甘さは「果糖」によるもので、この果糖、実は一般の砂糖の1.5倍もの甘みを感じるものなのです。さらに、フルーツは水分が多く脂質がほとんどないのでカロリーは控えめ。ショートケーキで換算すると、りんご100gで54kcalのところ、ショートケーキは100gで344kcal。およそ、りんご6個と、カットしたショートケーキ1個が同量のカロリーということになるのです。
さらに、「1日1個のりんごで医者いらず」というイギリスの格言もありますが、フルーツによってビタミンやミネラル、ポリフェノール、食物繊維などが種類に応じて豊富に含まれています。タンパク質分解酵素を含むものも多く、肉や魚と合わせることで消化を助けるほか、脂質の酸化防止や排泄を促してくれるのです。文部科学省・厚生省・農林水産省による食生活指針では、1日200g以上のフルーツを摂取することを推進しています。太る!なんて気にすることはありません。大いにフルーツを食べましょう。ただし、何事も食べ過ぎは好ましくありません。

とれたての味わいは格別
長野県でフルーツ狩りを楽しもう

デパートや通販でフルーツを購入するのも良いですが、追熟を必要とするものをのぞけば、フルーツは鮮度が命。とれたての味わいやみずみずしさ、そして食感は、産地でしか味わえない魅力です。
現地でとれたてを味わうのにおすすめなのがフルーツ狩りです。多品種が栽培されている長野県だからこそ、グリーンシーズンであればいつ訪れてもなにかしらのフルーツ狩りが楽しめます。

冬から春にかけて楽しめるのがいちご。早春の3月頃から楽しめるのは、さくらんぼ。いちごもさくらんぼもさまざまな品種を栽培する農家が多いので、とれたてを味わえるのはもちろん、食べ比べられるのもフルーツ狩りの魅力です。旬がとても短いので注意したいのがあんず。通常は7月初旬が実りの季節です。夏休みにおすすめなのはブルーベリー、ぶどう、もも。ぶどうはハウスと露地があり、露地ものは8月下旬からはじまり9月から10月にかけて最盛期を迎えます。りんごは、早いものは8月から収穫されますが、多くは9月下旬から。ふじがいちばん遅くて、11月頃から収穫がはじまります。 フルーツ狩りができる農園は長野県下各地にありますが、その年の気候によって最盛期は変動します。事前に問い合わせてからのお出かけがおすすめです。

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